飯山市議会 > 2008-03-10 >
03月10日-02号

  • "核施設"(/)
ツイート シェア
  1. 飯山市議会 2008-03-10
    03月10日-02号


    取得元: 飯山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-06
    平成20年  3月 定例会(第318回)          平成20年3月第318回飯山市議会定例会               ◯議事日程(第2号)          平成20年3月10日(月曜日)午前10時開議 日程第1 一般質問     8番 水野晴光議員    14番 沼田喜一議員     4番 水野英夫議員     1番 上松永林議員     2番 竹井政志議員◯本日の会議に付した事件 議事日程と同じ◯出席議員(17名)    1番  上松永林議員         2番  竹井政志議員    3番  大野峰太郎議員        4番  水野英夫議員    5番  渡邉吉晴議員         6番  小林初子議員    7番  佐藤正夫議員         8番  水野晴光議員    9番  久保田幸治議員       10番  小林喜美治議員   11番  坂原シモ議員        12番  望月弘幸議員   13番  小林洋之議員        14番  沼田喜一議員   15番  高橋正治議員        16番  西條豊致議員   17番  山崎一郎議員◯欠席議員(なし)◯説明のために出席した者  市長        石田正人    副市長       足立正則  教育委員長     小山元彦    教育長       土屋 稔  監査委員      石田一郎    農業委員会長    伊澤春一  総務部長      今清水豊治   民生部長兼福祉事務所長                              山田弘一  経済部長      丸山信一    建設水道部長    月岡寿男  教育次長      鷲尾恒久    庶務課長      江口幹博◯議会事務局出席者  局長        森  勝    局長補佐      松澤 孝  主査        鈴木小百合   主査        中村 徹午前10時00分開議 △開議の宣告 ○議長(山崎一郎)  ただいまの出席議員は全員であります。よって直ちに本日の会議を開きます。 なお、本日土屋教育長は公務のため欠席する旨の届け出がありましたのでご報告します。---------------------------- △一般質問 ○議長(山崎一郎)  日程第1、一般質問を行います。この際、皆様にお願いいたします。質問並びに答弁については、簡潔、明瞭にご発言願います。 なお、携帯電話をお持ちの方は電源を切るかマナーモードのするなど、議事進行にご協力を願います。 それでは質問の通告に基づき、順次発言を許可します。 最初に水野晴光議員の発言を許します。 水野議員。  〔8番 水野晴光 登壇〕 ◆8番(水野晴光)  議長から発言の許可を得ましたので、通告に基づいて順次質問をしてまいりたいと思います。 まず1番に観光について。 (1)として、民宿経営についてであります。年々スキー場の経営や民宿の経営が厳しさを増していると伺っています。民宿経営者は後継者が少なかったり、また採算割れのため廃業する方が増加しているとお聞きしています。市では新年度予算、誘客宣伝費1,348万円、観光協会運営費2,298万円等を計上するなど経済的支援の努力が窺え、感謝を申し上げるところであります。しかし、最近地元関係者からお聞きをいたしますと、実態はエージェントに安く叩かれ、経営は非常に困難で、耳を疑いたくなるような内容であり、愕然とさせられた面もありました。こうしたことから次の点についてお伺いをいたします。 行政として現場の実態把握について、数字的にしっかりと検証してほしいと思いますが、この点について。 また2点めとして、こうした問題に対処するため、民宿地帯関係者学識経験者を含めた研究機関を作ってはどうかと考えるが、この点についてもお伺いします。 3点めといたしまして、今後あるべきビジョンをつくり上げ、実行可能なことから指導を行うとともに、検証を行い、通年観光地としての名声を高められ後継者が育つような観光地づくりに取り組むこと等についてです。以上3点について予算以外に努力をお願いしたいと思い、お考えをお伺いしたいと思います。 (2)として、千曲川の安全と菜の花まつりについてであります。 菜の花まつりも定着して観光人口も増加しているように思いますが、経費の割に当市の収入増につながっていないように見受けられるわけであります。これらについても検証し、民宿、商店、道の駅等の収入につながるべく研究指導を進めてはと思うわけでありますが、この点について市の考えをお聞きしたいと思います。 また、国土交通省千曲川河川事務所等と協議を重ねることも含めて次のことについてお伺いしたいと思います。 1点めとして、堤防のさらなる安全向上対策について引き続き力点を置いてほしいわけでありますが、当市が被災したならば立ち上がれないぐらい大きなダメージとなる可能性があると思いますので、この点についてお聞きしたいと思います。 2点めとして、湯滝橋上流運上川河口)付近でありますが、巨石の除去について、巨石の除去でかなりの安全向上と観光利用等も図れるので、早期に除去してはと考えますが、お伺いしたいと思います。 3点め、フットパスなど当市の観光に結びつく地域づくりの推進について、河川事務所は市と協力して推進していきたいと言っております。観光に結びつく河川利用を早期に進めるよう取り計らいをすべきと考えるが、この点についてお伺いしたいと思います。 4点めといたしまして、常盤地区菜の花畑東岸から瑞穂地区菜の花公園への期間限定での渡し船等の運行について、今年度から実行してはと考えるわけでありますが、この点についてもお伺いしたいと思います。 次、大きな2番で、中央橋の架け替えについて。 地元との話し合いも進み、上流案に決まったとのことで大変喜んでいますが、地元のご要望は少しでも橋脚を低くしてほしいとのことであります。橋の形状にもよりますが、橋脚を増やすなどした場合は橋桁を低く抑えることができたり、また橋の形状によって橋脚を低くすることができるわけであります。国へは、吊り橋や斜張橋など美しい橋の建設を要望すべきと考えるわけでありますが、予算的に経費面等で国の許可が得られない場合は、河川敷の橋脚を増やして橋桁を低くするようにする工法が考えられますが、市としてどのような取り組みと考えをもっているのかお伺いしたいと思います。 3番として、夏祭りの復活等についてであります。 中心市街地の商店街はすっかり寂しくなりましたが、がんばっている商店も数あります。こうした人たちを励ます意味も込めて、小中学生や市民などから希望者を募ってにぎわいのある夏祭りを新たに復活させてはと考えるわけでありますが、お伺いしたいと思います。また、ロードレース大会や飯山市駅伝大会のスタートを中心市街地から行った場合、これもにぎわいができるのではないかと思いますので、この点について商店街が活気づくよう早急な取り組みが必要と思うわけでありますが、市のお考えをお伺いしたいと思います。 4番めとして、農業問題についてであります。 消費の減少等により米余りで政府は今年度から減反政策をかなり強めています。しかし当市は幸いにも前年対比101.4%と他の市町村より割り当てが増加いたしました。この要因はいくつか考えられるわけでありますが、当市においては認定農業者が大変多いわけでありまして、これに関係しているというような説明をお聞きしたわけであります。しかし、この認定農業者制度のメリットが大変不明で脱退をしたいと考えている人がおるやにも聞いており、次年度以降に減少した場合は作付け面積の減少も心配されるわけであります。認定農業者の脱退を食い止めるだけでなく増やすため、何か手を打つ必要があると考えられるわけでありますが、農業委員会が主体となってこの問題に関わっていますので、農業委員会長の考えをお伺いしたいと思います。 あと2年ほどで「中山間地域等直接支払い制度」が終了しそうでありますが、国へ働きかけを行ってこの制度を継続すべきと考えます。また昨年から始まった「農地・水・環境保全向上対策事業」により、平坦地の水路や水田等の保全等が行いやすくなり、各地域で大変喜ばれております。しかし、事務手続きや使い勝手が悪いとの理由で取り組みがなされていない地区があります。農林水産大臣への直接陳情の結果、手続きがかなり簡素化され、申請書類14項目から7項目に、報告書類は5項目から3項目に、確認資料は5割削減などとなりました。未加入地区へもこの事業に取り組むよう働きかけを行い、農地や水路、環境保全等に取り組むべきと思うが、お考えをお伺いしたいと思います。 次に、赤米対策についてです。赤米が大変増加している原因に直播が考えられるわけであります。労力面や転作率に加算される等の大変好条件があるわけでありまして、そのために直播が増えていると思われます。赤米対策については市としてどう対応するのか、12月議会の答弁で県技術課、あるいは普及センター、JAなどと一緒に対応するとのことでありましたが未だ方向が示されていないように思うが、取り組みの現状についてお伺いしたいと思います。 最後に大きな5番として、中学校の統合についてであります。 現在3校ある市内中学校が平成22年には統合中学校として2校となることに決まっていますが、これはぜひ計画どおりに進めていただきたいと思うわけであります。現在の第3中は今年度開校40周年の年となっていまして、記念行事の問題で大変悩んでおられるわけですが、今年度はやらないで、新中学校に移行した後に統合の記念行事を行うというように、ほぼまとまりつつあります。現在の計画どおり平成22年の開校に向けて取り組んでいただきたいと思うわけであります。また現在第3中学校のあるBに決まったこの学校では、外様、柳原地区からの通学路が大変狭く、街灯も少なく危険な道路でありますが、これらについて市としてどのように対応するのかお考えを聞きたいと思います。 以上で1回めの質問を終わります。 ○議長(山崎一郎)  石田市長。  〔市長 石田正人 登壇〕 ◎市長(石田正人)  答弁にあたらせていただくわけでございますが、議員のご意見は市民の代表としてのご意見でもあるわけでございますので、市民の皆さんにもご理解いただけるような思いを持ちながら答弁させていただきたいと思います。政策的な問題についてはもちろん私の責任でございますので申し上げ、細かい内容等についてはそれぞれ関係部長から答弁させていただきますのでご了解いただきたいと思います。 水野議員の質問は多岐にわたっているわけでございます。そのなかにおいては多少不足な点もあろうかと思いますが、また再質問でしっかりご質問をいただければと思います。 観光についてですが、観光は飯山の大きな経済基盤でもございます。農業といかに連動させながら観光を発展させるかということでございます。昨日も実は、学校の修学旅行に体験学習を含めたプランについて、理事長さんに戸狩民宿を訪れていただいたわけでございます。いろいろ飯山市の取り組み状況等を十分に査察していただき、民宿で1泊されてお帰りになったわけでございますが、飯山は本当にいろいろな面で研修する皆さんに役に立つからぜひ理事長として十分な配慮をということで申し上げているわけでございます。今もご存知のようにスキーそのもののお客は減少してきているわけでございまして、それに代わるべき、いわゆる民宿の活性化、この地域の資源を十分に活かしきったなかでの観光でいかに誘客していくかというところになってくるわけです。 先日の全員協議会でも申し上げましたように、大阪の近畿ツーリストを含めたなかで、22年からしっかりと送り込みますよという約束もいただき、そしてまた、今は九州地域をかなり回らせていただきながら、修学旅行を中心とした体験学習、この地域のスキーを利用した観光というものについて全力を挙げて対応させていただいておるわけでございます。こういう面を含めながらぜひ市民の皆さんのご協力、そしてまた全員でやれば必ずなし得るんだという思いのなかで観光誘客を図ってまいりたいと思っておるわけでございます。 また、いよいよインバウンドといいますか、やはりこの戸狩もいつまでも日本にきりターゲットを絞ることなくして、それぞれ外国にも目を向けていかなければいけない時代がまいっているわけでございます。それについても遅ればせながらもしっかり取り組んで、そしてこの飯山の味を、ややもするとおかしくしてしまっては飯山の価値観が減少するわけでございますので、しっかりと価値観、飯山らしさを持ちながらそれぞれの観光に努めていきたいと思っておるわけでございますが、それには岳北地域全体の連帯も必要だと思いますので、それぞれの他村の皆さん、また地域、岳北、北信広域全体の皆さんといろいろな面で連携をとりながら、味のある観光を進めてまいりたいと思っているわけであります。そして、これからもイベントもかなり興していかなければしっかりとした魅力のあるものもできないと思います。 飯山市は決して財政は豊かではございません。今私、一番悔しがっているのは、それぞれ新しい合併をしたところが、合併交付金を使いながら、財政国から支援をいただきながら、あれを作る、こういう観光資源を作るということでいろいろ、お隣の中野市でも取り組んでいるわけでございますが、私たちはそういうお金はございません。しかしお金がなくたって、市民の皆さんと議員の皆さんのお力を借りながら、いろいろなイベントを、金のかからないイベントをしていくことこそ、きっと味のある飯山らしい観光が築けると確信してこれから取り組んでまいりますので、よろしくお願いしたいと思うわけでございます。 次に、同じ観光ですが、それぞれ菜の花まつりを中心としていろいろご提案、ご指導を賜ったわけですが、これについて少しく答弁をさせていただきたいと思います。確かに、指摘されておりますように、飯山市の菜の花まつりをあれだけ大きな、いわゆる最大イベントとして開催してみてもお客さんは野沢へ行ったり、他の方へ行くというのも確かにあるわけです。しかし、それなりきにどこかに飯山らしさを感じながら飯山でお泊まりいただくお客さんも年々、私は、減少はしていないと思いますし、多少、菜の花まつりのあり方についても、もう少し飯山らしい味を活かした1つのイベントにも作り変えていきたいという思いも持っているわけでございます。これについて、等しくフットパスの関係で説明させて頂きます。 最初の質問は、堤防の安全性についてでございますが、ご存じのとおり35億を投じる大きな工事が行われ、まだ続いてもおるわけでございますが、やっとこれによって常盤、木島の水害地はある程度安心していただけるのではないかと思いますが、しかし、これはいつ何時どのような災害にならんとも分かりませんので、また引き続き問題のある箇所等については国交省に、また県の方に要請をしながらしっかりと、安心・安全に住める地域、水害に見舞われない地域づくりのために万全を期していきたいと思っているわけでございます。それに伴って、上境湯滝橋の上にある、いわゆる川から流れてきた巨石の問題についてですが、これについても国交省に絶えず申し上げておるわけでございます。そのなかでたぶん、これについても色々検討をいただいているだろうと思いますが、すぐということはできないと思いますが、必ず除去されると思います。また、これからの国交省への要請等についてもしっかり申し上げていきたいと思っているわけです。ご存じのように、湯滝橋以下は直轄から外れていますが、この関係については昨年も知事、副知事にもおいでいただきながら何とか長野県として5年計画の中で築堤をしますということで帰っていただいておるわけでございますが、きっと県はやる、今年からはある程度細かい基礎的な調査もあるだろうと思います。私はやっていただけると確信を申し上げながら、また引き続き遅れることなきように要請をしてまいりたいと思っています。 それからいよいよ菜の花のフットパスの関係です。 今それぞれ常盤地区の花さく会、瑞穂の菜の花さかせる会といいますが、この2つの団体に国交省のご指導をいただき、国交省から経費をいただきながらそれぞれ最上川を視察に出発したか、また部長から補足させますが、行くことになっておるわけでございます。いろいろきっと最上川のフットパスといいますか、川を利用し、災害の川ではなくて、観光なりいろいろ利用できる千曲川を作っていきたいと、こういうなかで勉強してきていろいろまたご意見を踏まえながら、しっかりと対処してまいりたいと思うわけでございます。 瑞穂の皆さんから、あのような菜の花畑を作り、まつりを開催するに伴って、対岸の常盤地区の皆さんにもあの道の駅の周辺に花を咲かせよう、中島の土を取って穴を作ったのではなくて、荒れていく中に何とかみんなの力でということで、ほとんど無料奉仕のようなかたちであの菜の花を咲かせていただいておるわけでございます。この瑞穂と常盤の千曲川を挟んだ、このすばらしい菜の花の咲く飯山。これをしっかりアピールしながら連ねていきたい。それにはただ常盤の方でということではなくて、向こうへ連動をどうさせていくか、駐車場等の問題もあります。ある面においては、瑞穂で降りたお客さんが常盤の菜の花まで直接、楽しみながら渡っていただけるようなものを考えないといけない。常盤で降りた皆さんも、何とか咲いた花を見ながら千曲川まで出て、そして瑞穂の菜の花の方に行くようなこともできないかなと、こんな思いで議員の皆さんからも色々お力添えをいただきながら色々状況を聞かせていただいています。皆さんもきっと議員の皆さんですので、矢切の渡しは見ていると思いますが、あの簡易なものですら絶えず舟が行ったり来たりしながら大勢の皆さんに、矢切の渡しは1回渡らなければ思い出が作れないということでやっていますので、うちの方もそんな舟を浮かべながら、「菜の花渡し舟」というようなものがもしできればいいなということで、それぞれ議員皆さんのお力を借りながらやっていければという思いでございますので、格段のご協力とご配慮をいただきたいと思います。 中央橋の関係については、上の方に造るということに決定しているわけでございますが、今議員からご意見がございましたように、そういうご意見も聞かされていますので、十分にまたそれぞれの関係、国土交通省建設事務所を含めながら要請をし、そしてまた期待に応え、本当に新幹線駅に向かったアクセス橋としての役割を果たさせていただけるような格段なご配慮をしていきたいと思いますので、いろいろご協力をいただきたいと思うわけでございます。 夏祭りの関係は、一時は「どんとこい祭り」ということで飯山を代表する夏祭りが開催されたわけですが、やはり色々諸般の事情のなかでなくなってしまったわけでございます。しかし、今ご意見のあったように、それに代わる「灯籠まつり」が開催されましたが、ご存じのように「灯籠まつり」は静の、動かない静かな、静のお祭りでありますが、もう少し行動を起こして動きのある、元気のいい夏らしい、それをやるには動の祭りを上手に組み合わせたらいいのではないかと、こんなことを含めながら今職員によって検討させて頂いておるわけでございますので、ぜひお知恵を借りたい。 そして私も、職員に検討委員会で申し上げていることは、かつて、昔のようにお金を使って酒飲みのお祭りはやめちゃう。そんなことはしない。市長としてはやりたくない。何か参加する者が自然に行ってみたくなるようなお祭りを企画しようではないかと。最初は小さく出発してもだんだん盛り上がっていく、飯山の夏祭りらしさをアピールできるような祭りを検討してほしい。できれば、幼稚園児がそれぞれ各保育園ごとに、例えばです、長野県を代表する「信濃の国」を歌いながらアレンジした踊りを保育士さんに企画してもらう。小学校も各学校ごとに校長先生を中心にみんなで、飯山の夏祭りにこの学校としてふさわしいような信濃の国をアレンジした踊りを披露していく。中学生は中学校としてやる、高校生は高校生としてやる。一般のそれぞれの皆さんも、小さい子どもから出るなら俺も信濃の国の1つぐらいは、各グループごとにアレンジして、そしてそれを踊ってみると。そんなところに多少太鼓なりそれぞれ、吹奏楽等も北高にありますが、そんなことを含めながらいろいろお祭りが広がっていってくれればいいな、そんなことを中心に検討していってほしい。そして、全地区が参加できるような体制が、お金をかけなくてもできるはずだからということで検討を進めていただいているわけですが、すぐ実行できるか否か、あるいは1年ずれるかもしれませんが、議員の皆さんからもぜひお力をお貸しいただきたいと思うわけでございます。 そして飯山の町を元気づけるためには、私も農協にいたときに、えびす講の11月3日には小さい子どもが全部飯山の町を走ろうということで駅伝を興したわけでございますが、今年はそれぞれスポーツ生涯学習課に申しているのは木島を出発点にしよう、そして農面道路もせっかく開通したのだから、農面道路から瑞穂へ上がり、瑞穂から常盤へ回り、そして太田へ回り岡山へ回る。そしてぐるぐるっと外様を回って秋津へ行って、最終的には町の真ん中を突っ切って城北グラウンドへゴールできるような、そんなイベント、みんなが参加できるような、そんな駅伝も考えてほしい、検討しようということで1つの方向付けを指示しています。まだ警察等、そしてそこへ出ていただく交通安全等に寄与する皆さんとの話もしっかり詰めて、できれば議員からご提案のあるような考え方で対処してまいりたいと思っているわけでございます。 農業問題でございます。 飯山は農業がなくしてここまで発展は続けられなかったはずでございます。ややもするとこういう米下がり価格のなかで、農業というものを少しくおろそかにしてきたわけでございますが、今、日本国民も中国の餃子問題を中心にしながら、地産地消、これが非常に考えさせられるときにきていると思っているなかで、板橋区で昨日おととい2日間、大山商店街では飯山の商品はすぐなくなってしまったという報告をいただいているわけでございます。やはり消費者の方が賢く、あまり危ないものよりも安心できるような飯山の農産物を使いたいという意見がいろいろな面で表れておりますので、これを大事に、これだけのすばらしい農業地帯でございますのでしっかり農協と連動しながら、取り組んでまいりたいとおもっております。これもまた農業委員会長からもお話させていただきたい。 中山間地問題。これについては先日大臣と私と2人きりでそれぞれ大臣室でやったなかでも記録は残っておりますが、中山間地直接支払いは、これは法律で決めてあるのではないんだということでございます。私も、これは今の飯山を中心に山間地を守るためには必要な資金だということで継続させていきたいということをしっかり弁明しているわけでございますので、それに期待し、また私たちが生み出した大臣がおるわけでございます。私もいろいろお付き合いをさせていただいていますので、飯山の農業実態を率直に申し上げながら、そして議員の皆さんからも農地・水・環境でいろいろご意見を聞かせていただくなかで、議員がおっしゃるように、農地・水・環境の問題についてはかなり軟化してきております。そのなかでは十分に利用でき、今年も3カ所ほどまた増えていくわけですが、議員の力で農業振興のためにできるだけ農地・水・環境事業がもっと拡大させていただけるように格段なお骨折りをいただきたいと思うわけでございます。 中学校の統合問題。大事な子どもに夢と希望をという提案をしている私ですので、何としてでも22年にしっかりとしていくということで先日、県の教育委員会からも照丘高校は飯山市にお売りしますよということでございますが、まだ金額については未定でございます。絶えず私の方は、タダ同様で提出した土地だからできるだけタダでと言っていますが、どうもタダというわけにはいきそうもございませんが、皆さんのお力をお借りしながらお譲りいただき、それに対してしっかりと、今年から校章、校歌等を含めながらアクセスの関係について整備を整え、子どもが安心して通える中学校として確立してまいりたいということでございますのでよろしく申し上げます。また部長から補足答弁をしっかりさせていただきますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(山崎一郎)  小山教育委員長。  〔教育委員長 小山元彦 登壇〕 ◎教育委員長(小山元彦)  水野議員さんの中学校統合問題についてのご質問にお答え申し上げます。 市長も今力強くお話されましたが、我々教育委員会の立場としましても、やはりこれは大事に正面から受け止めて将来の子どもたちのために取り組んでいるところでございます。ご承知のとおり、昨年12月末に、飯山市中学校統合推進委員会から市長に対しまして、飯山市中学校統合計画案の報告がございました。現在教育委員会におきましてもこの報告を元に統合計画を策定しておりまして、3月中には策定をする予定でございます。この計画案の骨子である2校への新設統合、通学区域や統合年度についてはこの案のとおり進めてまいります。22年度開校に向け、児童生徒、保護者、また地域の皆さんのご理解、ご協力を賜るなかで取り組んでまいりたいと考えているところでございますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 議員ご指摘の通学路や街灯などについては、それぞれいろいろな方面からもご要望が出されております。保護者や地区の皆さんで構成する通学等検討部会を設置するなかで、通学方法、通学路の選定、通学路の改修、そして街灯などについて細かく検討して、整備の必要なところは、関係の課又は関係地区の方々と協議申し上げ、生徒が安心して通える通学路の安全確保をしていきたいと考えているところでございます。 以上であります。 ○議長(山崎一郎)  伊澤農業委員会長。  〔農業委員長 伊澤春一 登壇〕 ◎農業委員会長(伊澤春一)  水野議員さんの質問のうち、認定農業者管理について答弁をいたします。 議員さんご指摘のように、米余りの現象から今年の米の生産調整数量は全国的に評価されたわけでありますけれども、私ども飯山市では前年よりわずかではありますが米の作付けできる面積が増加しました。この要因につきましては、施策誘導策としての認定農業者など担い手への農地集積面積や、品目横断的経営安定対策への加入状況などによるところの配分や地域間調整によって増加したものであります。飯山市における認定農業者の確保への積極的な取り組みをしてきた成果でもあります。認定農業者のメリットにつきましては、製造資金の利子補給や税の優遇措置、水田経営所得安定対策加入、農業者年金の政策支援などのほかに、地域のメリットとして米の生産調整待遇や野菜価格安定政策、中山間地直接支払い制度の上乗せなどがあるわけです。国の農業政策は、認定農業者などの担い手を対象とした施策に変わってきております。このようなことから、地域農業の振興からも認定農業者の育成確保が大変重要となります。現在、飯山市の認定農業者は241名でありますが、今年から認定基準も変わり年齢制限もなくなることから、地域農業の担い手としての認定農業者を1人でも多く確保するために、関係機関と協力しながら、制度の説明はもちろんですが、私ども農業委員会では、担い手になってくれる農家の掘り起こしをしながら確保に努めていきたいと思っておるところでございます。 以上で答弁にさせていただきます。 ○議長(山崎一郎)  丸山経済部長。  〔経済部長 丸山信一 登壇〕 ◎経済部長(丸山信一)  水野議員さんのご質問のうち、関係部分につきまして市長答弁に補足をしてお答え申し上げます。 最初に、観光の課題でございます民宿経営の部分でございます。議員さんからお話がございましたとおり、大変観光の状況が厳しい状況がある。後継者の課題、民宿の数が減ってきている状況でございます。エージェントの話の部分でお聞きしますと、非常に安い価格で行われている実態でございます。また、観光協会等を通じまして状況等をお聞きをしているという部分でございます。現状は非常に観光の競争が激しくなってきているということでございまして、旅行会社さんも生き残り競争がきているということで、安い価格で仕入れをして売っていくということでございまして、受け入れ地としてこういうことを受け入れざるを得ないというところが現実ではないかと思います。そのなかで、それぞれのお宿さんで努力をしていただいているということでございますが、それぞれの営業力には限界もございます。飯山市の観光協会が法人化された、あるいは各観光協会も真剣になって営業しているということでございます。新しい企画内容、そして、もてなしの心が大事だと、接客が大事だと言われています。飯山市の資源等を活かして、先ほど市長から教育旅行の話がございましたが、特に民宿ではそういうところが今までに実績もございますし、得意とするところでございます。そういうものをしっかりゲットして、これからも取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 今後につきまして、研究機関を作ってビジョンを作るというお話でございます。ここの部分につきましては19年度、田園地域振興センターという経済産業省の外郭団体の100%の補助をいただきまして、識者に来ていただきまして検討してきております。きっかけは観光協会の法人化ということでどんなことをやるのかという切り口でしたが、これから新幹線が来る、その効果をどうするのか、それから飯山の資源は何なのか、どういうテーマでいくのかという広い分野でもいろいろ議論をしてきているところでございまして、新年度におきましてもこの流れ、こうした制度を活用してさらに検討してまいりたいと考えているところでございます。 菜の花まつりでございますが、なかなか効果に結びつかないということでございますが、やはり観光消費を増やす取り組みが大変大事だと考えてございます。市観光協会で今年、観光客の宿泊客誘致に向けましてゴールデンウィークを中心にしました独自の旅行商品を作って、チラシ等を配り始めているところでございます。そのなかに近隣のものも取り込みまして情報発信をしていくというかたちで、しっかり飯山のなかで定着をしていくような努力をしているところでございます。菜の花まつりに関してはこれからもしっかり活用するということで検討してまいりたいと考えています。 フットパス、渡し舟等の河川を利用したものですが、新しい観光資源として非常に期待しているところでございます。ただ許認可とか施設の整備とか課題もございます。国権の関係の皆様、地元の皆様、あるいは庁内で今後とも一緒に協議してまいりたいと考えています。 夏祭りですが、夏祭りは今「灯籠まつり」として8月に市街地で開催してございます。中身は企画を検討しているというところでございまして、市長答弁にございましたように、静をコンセプトとした灯籠まつり、動をコンセプトとした夏祭りと、併せて開催するということでしっかりした夏のお祭りにしていきたいと考えています。議員さんのご提案されましたスポーツイベントの中心市街地からの開催ということでございます。1つの手法としていいなと思います。関係の皆様と協議してまいりたいと思います。 農業問題でございます。農地・水・環境でございますが19年度23地区で取り組みをしていただきました。使いにくいということで国も大幅に手続きを減らしたということで、昨年度途中でちょっと棄権をした地区がございました。そういうところを中心に今ぜひどうですかという取り組みをしております。今のところ3地区増える予定でございますが、さらにお誘いをして環境の整備に役立てるように努力してまいりたいと思います。そして赤米につきましては、水稲の直播のところでやはり課題になっているということで、長野県下あちこちにみえるということでございます。現状では県の農業技術課、農業試験場・普及センター、国の機関、信州大学、JA等々で対策のプロジェクトを立ち上げて対策をしている状況でございまして、飯山市におきましても、県が中心でございますが対策を進めていただきます。特に19年は除草剤の試験をしていまして、赤米にどういった除草剤が効くかが概ねつかめてきたという情報もございます。20年度につきましては、一筆ごとに除草剤の試験ということで、その技術によってどうにかできないかということでございますので、飯山市としても協力してまいりたいと考えています。 以上でございます。 ○議長(山崎一郎)  月岡建設水道部長。  〔建設水道部長 月岡寿男 登壇〕 ◎建設水道部長(月岡寿男)  水野晴光議員さんご質問のうち、関係部分につきまして市長答弁に補足してお答えをいたします。 はじめに堤防の安全向上についてです。市長答弁にもございましたように、工事の進ちょく状況につきましては一部追加発注を除きまして、年度末ほぼ完成という状況でございます。改めて区長さん又は地権者の皆さんに感謝申し上げたいと思います。また堤防のさらなる強化に向けまして各同盟会を通じまして積極的な運動を継続していきたいと考えてございます。 次に、運上川のところの河口の部分に巨石の除去でございます。これにつきましては、現在千曲川河川事務所の許可に向けまして現在協議中でございます。今少し時間がかかろうと思っています。 次にフットパス、渡し舟の件でございます。せっかくの機会でございますので、フットパスにつきましては「歩く旅」又は「河川と町をつなぐ、歩く小径」又は「サイクリング、カヌーの練習場」等々、河川利用をしたなかでの活性化事業としていこうと考えているものでございます。この事業につきましては、先ほど市長からも申し上げましたように、近々に山形県の長井市の方へ視察をする予定でございます。議員ご質問の渡し舟につきましても、フットパス事業計画のなかで千曲川をどう活かしていくか、期間限定を含めて具体化する課題と認識しているところでございます。先進地視察を通じまして、フットパス事業の組織や維持管理体制などの課題を検討し、広範な事業展開ができるような方向で進めていきたいと考えているところでございます。 次に中央橋の架け替えについての質問でございます。橋の構造、形式などを検討することによりまして、飯山側、木島側の土地利用や家屋に与える影響を最小限に抑えることにつきましては、架け替えに伴う計画協議会の中でも議論されたところでございます。その結果、架け替えに伴う提言書では、これらについて留意して計画を進めるよう申し添えられたところでございます。県ではこの提言を尊重して、河川協議を行いながら事業を推進していくこととしています。市といたしましても、関係住民の方々による協議会を設けていくなかで、県との調整役として随時説明会の開催、事業説明会等を開催していく予定でございます。 なお、20年度におきましては地形測量、地質調査、予備設計を行うということでございます。その時点時点で、協議を重ねていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(山崎一郎)  水野議員、再質問ありますか。 水野議員。  〔8番 水野晴光議員 登壇〕 ◆8番(水野晴光)  再質問を行いたいと思いますが、まず1点めの観光についてであります。かつて市内には6カ所のスキー場がありまして、市の代表的観光産業として雇用の創出、経済の活性化等に大変貢献されてこられたわけでございます。しかし現在では3カ所に減少し、斑尾高原スキー場も経営者が代わり、私の地元である戸狩スキー場も経営環境の悪化の波に飲み込まれたとお聞きしていまして、地元の熱意に金融機関等、多くの方々の支援により再生が図られたところであります。私は直接的には地元であっても観光については部外者でありますが、本年度も大型バスが大変列を成して来客し、観光客数も多数宿泊されているように見受けるわけでありまして、入り込みも前年対比率でまずまずとお聞きをして大変安堵したところでありますが、内容の実態はかなり厳しさが増したと伺ったところであります。市として、観光協会への要請をして何とか取り計らっていくということではなくて、さらなる宣伝誘客のため、観光飯山への確かなグランドデザインの策定をすべきではないかと考えるわけであります。 観光施策上の予算執行等の過去の経過から、実行成果の検証、また反省の上に立って新幹線開通等を見据えて、机上の話や美辞麗句でない飯山ブランドを確立すべく市が主体的に取り組むべきと、このように考えて、専門的な対策研究会等を設置して本腰を入れて発足してほしいと思うわけで、この点について、具体的な話をお聞きしたいわけであります。 次、渡し舟の運行でありますが、市長は、渡し舟はできれば良いなという感想でありましたが、フットパス事業のなかで、本年度ぜひ実行に向けた取り組みをしてほしいと。そうでないと、何年経っても感想で「いいな」と言っていてもだめなので、そのようにお願いしたいと思います。 次、中央橋の架け替えについてですが、本来ですと吊り橋、あるいは斜張橋のような、あのようなきれいな橋で、上で支える、橋桁が小さいものでやっていただきたいわけでありますが、なかなか国としては経費がかかるということで許可がないようにお聞きしますが、それらを含め、できる限り橋桁を抑えてほしいと感想として思っているわけですが、だめな場合、河川法では、本流は橋脚が60メートルより狭くてはだめだとありますが、河川敷の場合は30メートルというのが1つの規定でありますので、両側サイドの河川敷は30メートルで橋脚を造った場合は橋桁は半分で済む。このように思いますので、多少真ん中が張っても、このような工法で、できるだけ道路堤防側は高さが低くなるように要望するところであります。 以上で2回めの質問を終わります。 ○議長(山崎一郎)  石田市長。  〔市長 石田正人 登壇〕 ◎市長(石田正人)  水野議員さんの2回めの質問に答弁させていただくわけですが、その前に赤米対策、◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯除草剤でしっかりと止まります。しかし、除草剤の品目と、そして時期、気温ですね。これが非常に大きな影響をしているわけでございますので、これについてはもう少し詰めていかないと、ただ除草剤打っただけでは止まらない。気温を含めたなかで、時期の選定は非常に難しいものがあるということで、かなりデータを収集して決定していかないといけないと思いますので、またそれぞれの関係機関としっかり詰めて対応していきたいと思います。一時私も、この赤米がしっかり浮かび出たときに消費者が見に来たときに、これは何だと。こんなものが入っているかということになってくると、幻の米のイメージが大変落ちますので、これは早く除去しなくてはいけない。一応赤米ができても、識別選別機で、外様になかったのですが後で行政から支援していただいて選別機を付けたのですが、選別機を付ければ確かに赤米は除去されます。しかしほ場を見たときに、こんなほ場かということになると非常にイメージ的にダウンしますので、この点についてはしっかりと対策してまいりたいと思います。 観光の関係。いわゆる再生については皆さんからも大変ご尽力いただき、そしてまた、戸狩観光開発もしっかり新しい会社に作り変えながら、私もJAの一担当としてご協力させていただきながら、再生を図らせていただいてきているわけでございますが、今年はお客さんが来ておるようです。具体的な数字はまだ私はご報告いただいていませんが、しかし今言うように、非常にエージェントの皆さんからたたかれて安い価格ということになりますと、お客がいっぱい来ても最終的に落ちる量が少ないわけですので、これについてまたしっかり対処しながら、特に外国人客をどう受け入れるかと。そういうことも含めながら、また別途施策も出てくるだろうと。これについては地元観光所の皆さんと十分に検討させていただき、対処していきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 渡し舟の関係、あまり具体的に申し上げて後でまた代替ということになってはならんということで、多少差し控えて言ったのですけれども、昨日も実は関係していただけそうな、業者ではない方ですがお話させていただきました。何とか東側へ、いわゆるアンカを伏せれば、こっちの方は月岡部長から言わせれば、ブルドーザがあるからそれでしっかりワイヤーを張れば大した金をかけなくてもできるのではないかということと、できるだけお金をかけないのだけれども、菜の花まつりには、飯山の特徴を出すためにやはりやりたいと考えるなんて言っていると、また皆さんに怒られますが、あまり言うとまた代替ということになりますので、私はやることについて、努めてこれから詰めていきたいということでございます。もし今年できなくても、試験的な渡し舟ぐらいは何としても走らせたいというのが私の思いでございますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 橋桁の関係、これについては、もし特別増水があったときにそこへ水がかえって滞水してしまって勢いを増してしまっては大変だと思いますので、これは私の力ではどうにもなりませんので、それぞれ専門家がおりますので、この水の6.8メートル出たときの水量を含めながら、どうあるべきかということをしっかり詰めさせていただいて、議員さんからご指摘があったようなかたちで、ご指導いただいたような内容で作れたらと思いますが、補足は部長からさせていただきますのでよろしくお願いします。
    ○議長(山崎一郎)  月岡建設水道部長。  〔建設水道部長 月岡寿男 登壇〕 ◎建設水道部長(月岡寿男)  水野議員さん再質問のうち、渡し舟又は中央橋の部分について市長答弁に補足してお答えいたします。 議員さんからは、吊り橋、斜張橋について、または橋脚の配置等についてなるべく短くして桁を下げたらどうかというご質問でございますが、これにつきましては特に市長答弁で水量が出たときにどうするかという問題が1つと、加えまして、こういう橋脚等を揃えない場合は5年以内にすべて在来の橋梁も撤去しなさいという規定がございますので、予算の付け具合もございますので、非常に今ここでこうした方がいいという状況にはならないので、また県とも詰めながら進めたいと思っています。渡し舟につきましては、現在の舟乗り場のところに滞砂、川かけ等もございまして、どこから乗ったらいいのかという部分も含めて、また千曲川には現在吉越商事さんで営業している舟が縦に走っておりまして、そこへロープを引いたときにその舟との競合がどうなるのかということもしっかりと検証していかないといけないので、市長答弁のとおり、前向きには取り組んでいきたいと思ってはおりますが、今この場でお約束できるという状況にはございませんので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(山崎一郎)  丸山経済部長。  〔経済部長 丸山信一 登壇〕 ◎経済部長(丸山信一)  水野議員さん再質問のうち、観光の部分につきまして市長答弁に補足をしてお答え申し上げます。 議員さんからはグランドデザイン、あるいはブランド化というところを、市が主体で進めるべきだというお話でございます。先ほどの答弁でも若干触れさせていただきましたが、専門家も入れてございます。そのなかで、お話のございましたブランド化の話、トータルのテーマをどうするのかというところも、今議題になっています。これをどうしても市と協会と、やはり観光をやっている事業の皆様と一緒に議論をしていかないと、練り上げていかないといけないものですので、若干時間がかかるかもしれないのですが、こうした取り組みは引き続きしっかりやってまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 以上です。 ○議長(山崎一郎)  水野議員、再度の質問はありますか。 ◆8番(水野晴光)  ありません。 ○議長(山崎一郎)  以上で水野晴光議員関係の質問を終わりといたします。 続いて、沼田喜一議員の発言を許します。 沼田議員。  〔14番 沼田喜一議員 登壇〕 ◆14番(沼田喜一)  それでは、通告に基づきまして質問をさせていただきたいと思います。 新年度予算についてということで4点ほどお伺いをしてまいります。また監査委員さんには1点質問をしてまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。 まず本町の駐車場について2点お伺いしたいと思います。本町駐車場について、新年度で予算化される方向でありますが、福祉センターの駐車場としても共用される意向で、それはそれとしましても、当初10億からの予算で、しかもこれは新幹線絡みであるから総合福祉センターを建設しても補助は有利であると、そのような説明をされてきました。一転、3つに分散することに決定されたわけですが、この駐車場用地などを含め当初説明を受けていた予算とどのぐらいの違いがあるのか、お伺いしたいと思います。2点めとしまして、先に旧けんしんを買収されているのですが、もとより駐車場が狭いということは承知のはずであったと思います。最初から十分な駐車スペースを確保されるのが当然かと思われますが、なぜ後からこの用地を買収しなければならないのか、説明をお願いしたいと思います。 次に、均衡ある市の発展についてでありますが、中学校の統合に関しまして最近議論されています。ここで問題とされているのは、私が問題としているわけでありますが、当市でも地域間の格差があるというのが現状ではないかと思います。なぜ南の学校でなく北の学校に通学しなければならないのかという、振り分けられる中間の保護者の皆さんの声をお聞きしています。同様にクリーンセンターの維持につきましても、そのような声が聞かれたわけでございます。当市の発足以来、市街地より北に対してのハード又はソフトでも、住民が自信の持てる施策が長い歴史の中でも不足していたのではないかと、そのように私は思っているわけでありまして、その点について市長の見解をお伺いしたいと思います。 次に、限界集落ということでお願いしたいと思います。新年度予算では住宅政策に重きを置いているようであります。市内に住んでくれる新しい人を迎えるというのは人口増対策としてもとても大事なことであると思います。一方で、少子高齢化が進み過疎対策が求められていると思います。最近、少子高齢化が起因と思われますが限界集落のことが取り上げられています。当市にとりましても近い将来深刻化していく問題であると心配されます。今から担当職員をつけて、集落自立のために支援することが必要と思いますが、その見解をお聞きしたいと思います。 次に市道の橋梁についてということで、市道の整備の進ちょく状況は他市と比較する必要もあるなと思いますが、最近では協働のみちづくり等、改良されていい方向に進んでいると実感します。しかし橋の前後は改良されているものの、問題とする橋については現況のまま狭くて危険という箇所が目につきます。例えば、市道の5-209号線、皿川を渡る橋、今井の日光川にかかる市道9-372号線なども極端に狭いと思います。またこの市道の橋に関して、不便さを来している箇所は相当あるものではないかと思われます。いずれにしましても、生活道路の一環であり、交通安全上改良を余儀なくされているものと感じます。特に7-114号線、通称「ふけの橋」については工場団地内にあり、現在観光バスも往来し、将来大型車が頻繁に通行されることと予想されます。企業にこの橋の安全を保障するためにも前倒しで整備されることを期待していますが、それをお聞きしたいと思います。また市道の橋に関して、検討の余地があると思いますので、その見解もお願いしたいと思います。 次に監査委員報告についてであります。定期監査報告が出されましたが、内容を見ればいずれも重要な指摘ばかりであります。単に決まった時期に受ける報告という類のものではないと思っています。監査報告については、理事者や部局にどのように伝達されているのか監査委員さんにお聞きしたいと思います。また、常任会で審査するも担当委員会以外のことは承知しないことが多少あります。そういうわけで予算説明会でもお聞きしましたが、特に監査の結果のその他の部分の(8)、(9)について、明瞭な説明をお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(山崎一郎)  石田市長。  〔市長 石田正人 登壇〕 ◎市長(石田正人)  沼田議員の質問にお答えをさせていただきます。 私も生まれは戸狩です。絶えずそのなかで、長年戸狩に住みながら戸狩、そしてまた北部地域の状況を自分なりに農協運動を通じながら見てきたわけでございます。いろいろな時代がございました。しかし、やはり地域として飯山市の北の玄関口としての機能は、副都心といわれた戸狩はしっかり維持してきているな、むしろ充実してきているなと思っております。朝5時、列車が長野へ向かって通勤者を乗せていく。夜11時に戸狩へまた最終便が帰ってくる。こんな恵まれた交通網を持ったこの北部地域、私は非常に、市民の皆さんのお力、議員の皆さんのお力がこのようなかたちをとったと思って、本当に感謝申し上げながら、場合によれば布団の中で朝の一番列車の発車音を聞くというような状況を、幸せだなと、このようにも思っているわけであります。一時は戸狩地区も、北部地域全体を含めたなかで医者がなくなりそうになりました。しかし、私も一端を担わせてもらうと同時に、2つの医者が、そして歯医者が、いろいろ安心・安全を作れるような体制にも、皆さんの議員の力、市民の力で北部を代表する地区を形成させていただきました。また介護施設も戸狩、そして今の千曲荘周辺にもしっかりと確立させていただき、そしてまた議会の承認の中であのように団地構成、そして学校、保育園も集約をし、そしてまた新しい生徒もいるなかで増員を含めながら、かたち取りはやはり戸狩の大きな観光地を作りながら形成させていただいてきたということ。同時に戸狩も西口、東口というなかで、機能的には野沢、また栄村を含めたなかで、かなりこの機能というものを果たし、ここまできたなと思っておるわけでございます。そういうことも含めながら飯山市全体をどう作り上げていくかということも、私に課せられた課題でございますので、しっかりと全体地域を見回しながら、そしてまた拠点となるべき位置づけをさせていただきたいと思います。 ご質問の内容に入らせていただきます。本町の関係でございます。当然、機能を残しながら、充実しながら、いかに経費を安くしていくかということは、市長に与えられた重大な使命でもございます。減らさなくていいことをわざわざ政策的に分散することはないのだということで、それぞれ議員、市民のご協力をいただきながら分散をしました。そのときには、詳しいことは民生部長が申しますが、3億円の減額ができたと思っておりますし、まだ最終的には工事が須田峰は完了していませんので最終的な細かいご報告はできませんが、しっかりしていただくごとに、町の中から駐車場はできてもビルが消えていくということも、これは非常に淋しいことだ。特に長野信組があそこを駐車場にするということになり、ほかの不動産に渡ってしまうことになれば、いろいろ機能的な問題もあると思います。当時は駐車場が狭いことは十分承知しておりましたが、市役所の駐車場もありますということであったのですが、たまたまあそこに商工会が取得した土地がありましたので、これはやはり本町地域全体、市民の駐車場としても必要な場所だと思い、会議のあるとき、また福祉センターも使うことということで、両面で処理をさせて、これは当時の計画ではなくてして状況を見合わせながら商工会も、ただ商工会議所で持っていてもというようなご意見もございますし、ご存じのようにそこから市、特に今回、昔の営林署があのようなかたちで大きな幅を残して市の方へお譲りいただくという方向も、まだ決定はしておりませんが、報告させていただきながらお願いをしてきて、将来的にはしっかり市、そしてまた併せてiネット関係を含めながら駐車場、通路というものをこれからの整理のなかで、今取得しておかなければ他の不動産会社に渡ってしまうということになると、どうしようもないという考え方で取得したことにし、十分に本町の皆さん、市民の皆さんからもお使いいただければと思っているわけであります。センターの関係については、約3億円、当初計画より減額したということでお願いしたいと思います。 戸狩の副都心の問題については、今ちょっと触れさせていただきましたが、少しく今考えていることがあるわけです。申し上げさせていただきたいと思いますが、やはり田園都市、飯山でございます。これについては、これから岡山地区を心の癒しがある、やすらぎの地区としていろいろ検討をしていきたい。太田地区については当然観光地でございます。そうでありながらあそこは総合医療、介護を含めたなかで商工観光地区としてそれぞれ何とか育てていきたい。外様地区については、おいしい米の里、雪の里としてしっかりと対策を進めてまいりたい。そして農村交流の拠点として、戸狩を中心とした補助拠点として考えていきたい。柳原、旭町地区は、協働の力をつくる、農業の創造を作り上げていく地区ということで、試験研究、そういうものについてはできるだけやりながら、そしてまた新しい加工農産物等の開発も進める地域として作り上げていきたい。富倉地区といえば、そば、山菜が豊富でございます。そういうなかでは農村の原点として、また限界地域集落をどう盛り上げていくかという1つのモデル地区として、1つの対策を検討、今後詰めていければいいなと思います。 常盤地区については農業の拠点でございますし、道の駅を中心として情報の発信基地でございます。これは一番の大きなボリュームを持っておりますので、発信基地としてしっかりとした対策を取り、また、JAもあそこが農業総合技術センターとして常盤支所が位置づけされるわけでございますので、こういう機能を明確にしていきたい。秋津地区はこれから新幹線とともに様変わりしてきます。そのなかでは振興発展を進めていくモデル的な、観光、そして商業の方向づけをしていけるような地域をやっていければいいなと。そして木島の関係については、いわゆる農業のおいしさ、これを提供できる、例えば里芋があり、木島米があり、そういうものをしっかりと作れるような、農業を機軸としたかたちをとっていければと。瑞穂地区については、文化と歴史を地域にしっかりと浸透して1つの方向付けが考えられ、そして教育というものも原点教育を柱にしていければと。飯山については市の中心でございます。当然この振興策というものをしっかり掲げながら取り組んでいきたいと思っているわけでございます。 そのなかでは、戸狩の果たす役割は非常に重大でございますし、それなりきに議員さんのお力を借りながら地元議員としての役割を沼田議員に果たしながら、今中心になってくるのは岡山、常盤は本当に一部です。その中に太田、外様も一部です。瑞穂も一部です。このなかでしっかりとした人口交流を図れる拠点としてここまできたと。多少商店街は淋しくなっておりますが、飯山の町の集約、私たちは顧客、この人口から比べたときには、戸狩の方がいいかたちで維持されているということについては、議員さんのいろいろな、今までの長年のご苦労いただいたかたちがああいうかたちで表れているのだと思っておりますので、これからも引き続き北の玄関口として、また多少副都心といいますか、そういうなかでの機能を果たしていただけるような、格段の配慮をお願いしたいと思うわけであります。 限界集落の関係については、これは助け合い組織をどうしてもしっかり作らないといけない。先日も国交省からまいりました。交通手段と除雪、降雪に対していかに取り組むかということが限界集落をなくすことにつながってくるのだということでお話をしましたら、少しく部長の方にも手ごたえがあるようでございますが、これからも国もこの限界集落について、まあ限界という言葉を使ってはいけないのです、本当は、こういう問題についてしっかりと、再生の集落というようなことを含めながら、そしてまた新しく作りました空き家プランの問題。どんどん入っていただければ、また地域も活性化してくると思いますし、申し上げるように地域の活性化センターも重要な役割を担っておりますので、活性化センターについてもしっかりと機能を果たしていっていたただければということでございます。そういうことも含めながら、三世代同居、2,000万円住宅等も絡めさせていただいて、しっかりとこの特別集落がなくなるように対していきたいと考えております。 また市道の橋について、私も地域におりますので沼田議員さんのおっしゃること、よく分かります。しかし、今お金がそれほど十分ではございません。そのなかでお約束させていただきます。もし工場誘致が具体的に決まれば、何がなんでもこれを優先した事業に取り組み、議員のご理解をいただきたい、皆さんのご理解をいただきたい、市民のご協力もいただきたいと思います。誘致に対する案内については一応少しく床をあげる、今のバイパスから入る入口を強調しながら、また、ふけの川を含めた橋も誘致すれば架け替えて利便性を提供するという説明をさせていただきながら、これから企業誘致に全力を挙げていきたいと思いますので、ぜひその点をご理解いただいて、工場誘致が決定すれば作るんだということを、市民の皆さんの協力、議員の皆さんのご理解も、ぜひいただきたいと思います。 監査の関係については監査委員さんから申し上げさせていただいて、できるだけ監査報告を、職員として、事故や問題を起こさせないようにすることも私に与えられた使命でございます。徹底することについては、今までより機能を高めていきたいということを申し上げて答弁にさせていただきます。 ○議長(山崎一郎)  石田監査委員。  〔監査委員 石田一郎 登壇〕 ◎監査委員(石田一郎)  沼田議員さんからご質問ありましたことについて、お答えしたいと思います。 監査を私たちがさせていただいていますが、監査を大きく分けると3つになるかと思っております。 1つは、これはみな自治法に定められて実施をしているわけですが、法235条の2で、現金出納検査及び公金の収納等の監査を毎月26日を中心に監査させていただいておりますのは、例月監査としております。 2つめとしては、法199条4項で定められておりますように、定期監査であります。これも財政に関する事務管理等にするということになって、これを年1回以上は行いなさいというようなことで、今回皆さんにご報告申し上げた内容がその定期監査であります。 3つめは、法233条2項で、市長から審査に付されました決算書によっての決算審査が、主として私たちが監査をさせていただいているところでございます。監査の結果については、これも法199条9項によって報告しなければならないとなっていまして、市長さんはじめ議長さん、関係する行政委員会の長に報告書を提出し、市の掲示板に公表しているところであります。 今回、平成19年度の定期監査については、議員の皆さんにもそれぞれ監査報告書をお届けしているものであります。この監査報告は去る2月26日に市長さんに報告を行う際には、副市長さん、教育長さんをはじめとして総務部長、教育次長、会計管理者、これは会計課長ですが同席を得て、また同日議会議長さんにも報告書を提出するとともに概要の説明を申し上げているところであります。 職員への伝達はどうなっているかということですが、これは監査の都度、監査終了後に監査に出席して立会い、また説明をしていただきました課長さん、係長さんにそれぞれ審査の結果の講評をし、改善をお願いするようなことについては改善を要望しているところであります。 次に、報告書の内容についての質問でありましたが、我々監査は、市の事務処理が適正になされているかどうかということを見るものでありますし、市が基本構想に定め、それに即して事業をされているか。そして住民福祉の増進に努め、最小の経費で最大の効果をあげているかということ。そして法令、条例に基づいて適正に施行されているかということ。そして監査委員の立場としては公正不偏の態度でしなければならないとなっていますので、私たちもそういう立場で監査をさせていただいています。それが最初に質問のあったことで、そして今、監査報告書について8、9について説明するようにも申されたのですが、8、9といいましても、8には匠大学の創設の関係、9にはジュニアスポーツ育成についての関係が、それぞれ私たちの考えを報告申し上げている内容であります。 これについては少し詳しくというお話でありましたが、匠大学の関係ですが、匠大学については今日も報告書をお持ちにならなければまた帰ってご覧いただければいいのですが、今回匠大学は、組織体制とか計画などについては和紙だけの方にお集まりいただいて、和紙の関係にだけその費用を使うように今なっているのですが、目的には飯山市の伝統産業である内山紙と飯山仏壇を中心に、需要の減退等により産業の在続が危惧されている伝統産業を守るため、その後継者の育成を図りたいと掲げておりまして、役員構成や経費として600万円もの経費が予算化されているわけでありますが、飯山仏壇や他の産業が入っていないのはいいのかどうか、ということであります。そして、この匠大学についても東京の文化女子大学と連携をし、ノウハウの助言をいただき開講すると書かれているのですね。この辺が少し分かりにくいところかなと思っておりますし、そしてこの事業の前半は、飯山で匠大学を開くよりも東京の方へ出ていろいろやるということで、東京への出張が大半の経費になっているということでございますし、その後文化女子大学からも飯山に来ていただいているということも聞いておりますが、このような点が問題点ではないかなと思っておりますし、2~3戸ほどに減少した和紙生産に対して、別の予算で、前にも議会でも質問があったのですが、和紙の仕事大賞コンペティション事業補助金として、19年度が3回めになりまして180万円の支出をなされています。先ほどの600万円と合計しますと、780万円が和紙の事業として支出されていますので、これも匠とか伝統産業を守るということに見て、和紙だけでいいのかどうか。先ほども申しましたように、公正不偏の立場に立ってみた場合に、いかがなものかと思いまして指摘したわけであります。 次に9番めに指摘していました、ジュニアスポーツ育成の関係でありますが、これはジュニアスポーツ育成事業の委託契約として飯山市体育協会に委託をしているわけです。平成19年度は557万3,000円で委託料となっていました。このうち95%に当たる530万円がジュニアスキー育成活動展開分となっていて、体協に出向いて監査させていただいたところ400万円がコーチ料となって支払われている。ほかのスポーツでは、あまりコーチ料というものを委託して飯山市からお支払いしていないのですね。ジュニアスキー育成連絡協議会の決定に基づき事業を展開し、年度末の時点で事業及び収支決算の報告をするものとする、とあるのですが、これはもう委託ではなくなって、事業の内容は団体への補助としての性質が強いため、補助金として予算措置をすべきではないかということでご指摘を申し上げたわけであります。これも、しつこいようでありますが、公正不偏の立場としてみると、スキーにだけに偏ることのないようにし、ジュニアスポーツ育成ですから、スポーツ全体に行われるようにしなければならないと思いますし、飯山の子どもはどのスポーツにも対応できるよう育成していかなければならない、と思って指摘したことであります。 私の方からは以上です。 ○議長(山崎一郎)  山田民生部長。  〔民生部長 山田弘一 登壇〕 ◎民生部長(山田弘一)  沼田議員ご質問のうち、本町駐車場関連につきまして、市長答弁に補足してお答え申し上げます。 総合福祉センターの移転につきましては、一体型で移転を構想した当初は、施設整備と既存建物の取り壊し等において9億数千万円程度を見込んでございましたが、市長答弁のとおり経費節減や空き店舗利用による市街地活性化の観点も含め、分散型による整備を進めてまいってきたところでございます。現在、須多峰の介護センター、本町の福祉センター、市役所北の母子通園訓練施設、上町に高水福祉会が整備した「雁木ぷらざ」にそれぞれ機能を移転すべく工事、設計等を進めてございます。この分散移転に要する費用につきましては、現在のところ既存建物の取り壊しの見込みを含めまして6億数千万円程度としてございます。市長の説明のとおり、3億円ぐらいの経費節減で推移してございます。 本町駐車場につきましては、当初商工会議所で取得された用地を市が駐車場としてお借りする構想で進めておりましたが、市長答弁のとおり、福祉センター利用のみにとどまらず、商店街買い物客の利便性も考慮して今回整備することとしたもので、また整備場所は本町商店街組合で活用を検討している「ぶらり広場」近傍にもあることから、その支援や利便性の向上をも考慮し整備することとしたものでございます。よろしくお願いいたします。 私からは以上です。 ○議長(山崎一郎)  今清水総務部長。  〔総務部長 今清水豊治 登壇〕 ◎総務部長(今清水豊治)  沼田議員ご質問のうち、関係部分につきまして市長答弁に補足をしてお答えいたします。 限界集落の問題についてでありますが、大変難しい課題でありますが、大変大事なことであります。市では第4次総合計画の後期基本計画の重点施策として、「集合住宅等の立地誘導」「住宅団地の販売促進」「ふるさと回帰・移住定住施策の充実」など住宅施策を挙げております。平成19年度の実績では新築9戸36人、中古住宅3戸13人、賃貸2世帯6人、合計14世帯55人であります。この方が新しく市内に住んでいただいたということになります。またこのほかアパートについては3棟24戸となっており、少しでありますが成果も徐々に上がってきていると考えています。また20年度からは「2,000万円住宅の推進」「親子等同居住宅建設応援事業」、また「空き家情報登録制度創設」など新規に事業を立ち上げ、移住・定住を一層促進したいと考えているところであります。市としては、「悠久のふるさとづくり支援金」を新たに創設し、地域住民自ら考え、自ら行う地域の活力を生み出す事業の側面的支援を行ったり、先ほど申し上げました「親子等同居住宅建設応援事業」を作って、若者が親等との同居を促すなど、限界集落の予防策として取り組みを始めているところでございます。 議員からは、担当職員をつけて集落の自立を図ってはどうだとのご質問でございますが、飯山市には他の自治体にない特徴的なものとして、地域事情を支援するということで各地区に活性化センターがあります。この地区活性化センターを中心に、何が一番効果的か住民の意見を充分お聞きしながらその施策について研究していきたいと思いますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(山崎一郎)  沼田議員、再質問ありますか。 沼田議員。  〔14番 沼田喜一議員 登壇〕 ◆14番(沼田喜一)  答弁ありがとうございました。私も実は、北の拠点は戸狩であると認識しております。ただいまの市長の答弁をお聞きしまして、これから本当に均衡ある、それぞれの地域が推進されるのだと思いました。ぜひ各地区に、そのようによろしくお願いしたいと思います。 答弁の中で、特に7-114号線の「ふけの橋」の件につきましてですが、市長の方からは企業誘致ができればその橋も、というような答弁があったわけですが、それは当然ではないかと思います。企業誘致をされると申しましても、そこの現場を見に来た企業の皆さんは、この橋で本当に大丈夫なのかなと、そこに着眼すると思います。現在も、先ほど申し上げたように観光バス等が最近往来することが目につきますので、やはり申し上げたように、一刻も早く前倒しで、そしてその企業誘致を図るということが大切ではないかと感じるわけですが、よろしくお願いしたいと思います。 順序は違いますが、民生部長からもお答えがありましたが、経費の節減が6億数千万できるということでありますが、当時、この10億からというような予算をお伺いしたなかで、私ども仲間も、そして自分の後援会の皆さんにも、そのぐらいできる総合型の福祉センターが計画されていますよというような案内をしたわけでございますが、そのなかで仲間の皆さんから、分散型の方が、もしかしたら経費はかからないのではないかな、というような発言もありました。そういうことで、そのような当時の理事者との話し合いのなかでさせていただいたわけでありますが、この総合型がいいのだということで、私らは理事者の皆さん、あるいは担当の部長さんの言うことを真に受けて、それを信用してきたわけであります。一転してこのようなかたちになって、まあ、3億からの予算が緊縮されることは大変市民にとっても私どもにとっても喜ばしいことでございますが、果たして、では今までそういうことを信じてきた私たちがちょっとおかしいのか、その辺、誰を信じてやればいいのか、ということの迷いがあるわけでありまして、その辺、今後そういうことがないようにお願いしたいと思います。 次にもう1点お願いしたいのですが、私はこの、確かに市長さんではありませんが、限界というような、果たしてそういう呼び方でいいのかなという疑問はあるわけでありますが、基本的にはこの飯山に来てくれる人も大変大切でありますが、「悠久のふるさと」と何世代も飯山に住み続けている飯山人の人々に重きを置く施策が最も大切ではないかと思います。そこで、そういう今まで一生懸命がんばってくれた飯山人を応援するためにも、予算が、そういう施策も大変必要ですが、使っていけないような言葉を使わせていただければ限界集落と、これからそういうふうになるのかなというような地域に対しては手厚い施策を講じてほしいと、こんなふうに思います。予算書のなかに消防費とありますが、自主防災会の組織化推進と、このような項目があります。果たして高齢化の進んだなかでそういう組織が作られていくのか、どのように考えてもいいのですが、高齢化を迎えた高齢化の集落に関しては、何とか行政の皆さんがお手伝いしない限りそういう組織もできないだろうし、おそらく今後自立していくことは極めて難しいと考えています。そういう意味で、活性化センターの職員だけで、果たして間に合うのかということで、私の言っているのは、活性化センターの職員が配置されていることは十分承知しているわけですが、それのみならず、もっときちんとした担当の職員を付けるべきだと、こんなふうに思っているわけであります。 最後に、監査委員さんの報告をお聞きしましてなるほどと思ったわけであります。細かく申し上げるほど今の監査委員報告を見ないと分からないわけですが、その8、9、あるいはそれ以外の項目に関して理事者の皆さん、そしてまた部課長の皆さんが、新年度予算に対してどのような思いでその予算付けをされてきたのかということをお聞きして、終わりたいと思います。 ○議長(山崎一郎)  石田市長。  〔市長 石田正人 登壇〕 ◎市長(石田正人)  沼田議員の再質問について、お答えをさせていただきたいと思います。 「ふけの橋」は、しっかり今年は企業誘致の年と位置付けながらがんばっていきます。そのなかで、企業誘致が決定すればこの橋を架けますよと、先ほどもそういう答弁をさせていただきましたが、しっかり強調させてやっていきたい。橋ということになると1億かかるわけなので、そんなにとても今、今やっと予算を組み、昨年よりも予算を減らし、18年度は公債比率を18%に、21、22年にはなくしていくんだと、財政を守ることが私に与えられた大きな今の時代の使命でございます。市民の皆さんの協力と議員の皆さんのご指導をいただければ、金がなくても市民を元気にし、子どもたちに夢と希望を与えながら、年寄りに安心の道が拓けるんだと確信しながら取り組んでいますが、もう一度言わせていただきますが、「ふけの橋」もそうですし、旭町の昔の農協から南に入る道の橋、絶えず私も通らせていただくなかで問題だなと。何でも簡単にコールゲートでもかければすぐできるけれど、将来コールゲートの橋だけでは持たないはずですし、許可にならないと思います。そういうなかでは、ひとつひとつ状況を見ながら、市民のご協力、そして財政を見ながら議員のご指導でまたお願いしたいと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。 いま限界集落の話も出させていただきましたが、これについては、ただ活性化センターだけではなくて、今この1年間を見てきているなかで、民生委員の皆さんのご努力は大変なものだなと。雪が降れば来る、2日ばかり顔を見なくなれば家庭を訪問する、大変なご苦労をいただきながら、大変な報酬も払っていないわけでございますが、ああいう目に見えない縁の下の力でしっかりと年寄りの皆さんもお守りいただいているのだと。職員の今のかたちで人間なんか増やしてみたって、あの民生委員の働きのようなことはできない。またそれだけの人間を増やすこともできないなかで、活性化センターを柱にしながら、また議員の皆さんの力を借りながら市民協働で、民生委員を柱にしながら安心して住める地域のためにしていけるような体制にすることが、私に与えられ、そしてまた組織づくりということで、今年から飯山市の悠久で、安心して暮らせる1つの組織づくりも、一時には全部できませんが、また区長、協議会の皆さんとご相談させていただいて、市民協働の力で飯山市が守られるようにやっていきたいと思いますが、よろしくお願いいたします。 なお監査報告については、先日も監査委員に申し上げました。今まで私たちだけで聞いたのですが、この次の監査講評から、伝達をするといってもなかなか届きませんし、直接監査を受けた皆さんが監査委員の講評を聞くことこそ大事だから、次回からは部課長全員で監査講評を聞き、そしてそれに対して顛末書をしっかり作るということで申し上げておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(山崎一郎)  沼田議員、再度の質問はありますか。 ◆14番(沼田喜一)  ありません。 ○議長(山崎一郎)  以上で沼田議員関係の質問を終わりとします。 この際、昼食のため暫時休憩といたします。午前11時46分休憩午後1時00分再開 ○議長(山崎一郎)  休憩前に引き続き会議を開きます。一般質問を続けます。 水野英夫議員の発言を許します。 水野議員。  〔4番 水野英夫議員 登壇〕 ◆4番(水野英夫)  発言を許されましたので、通告に従い順次質問させていただきます。 最初にトピアホールについてお聞きしたいと思います。20年度の施政方針にもありましたとおり、トピアホールをこの4月から市の直営管理するとなっておりまして、私もこの件につきましては大賛成でありますが、ぜひとも大勢の市民の皆さんに利用してほしいと思っております。そこでお聞きしたいと思いますが、新年度からの利用方法について、職員を数名配置すると聞いておりますが、どのように利活用していくのかその予定をお聞きしたいと思います。また、現在太田地区の活性化センターは緑の村管理センターにありますが、近年地区住民の皆様には大小さまざまな団体やグループに大変良く利用していただいています。しかしながら、トピアホールと比較的近い場所にあり、市の経費削減等を考えたとき、早い時期に活性化センターの機能をトピアホールに移すことを検討する必要があると思いますが、どのようにお考えになっているのか、その辺をお聞きしたいと思います。 次に、資源循環型社会の構築についてお聞きしたいと思います。最初に、菜種油の生産と廃油の再利用についてお聞きしますが、先日私ども緑新会では、群馬県渋川市の「菜の花エコプロジェクト」を視察してまいりました。これは、資源循環型の構築を図るため菜の花等の油糧作物を栽培し、搾油を行い、食用油として利用するとともに、各家庭から廃食用油を回収し、バイオディーゼル燃料に再利用するという一連の資源循環サイクルのモデル地域を育成するというものです。渋川市では始めてから3年めになりますが、約7町歩の菜の花を作付けし、約1,000キロの菜種油を絞り、学校給食で利用しているとのことです。廃食用油は3年めで約1万5,000リットルを回収し、そのうち1万1,000リットルのバイオディーゼル燃料を公用車等に利用しているとのことです。今の時代に合っているとみえ、市民の評価と協力も大変よいとのことです。このような試みは、当飯山市でもぜひ検討するに値するものと思いますが、お考えをお聞きしたいと思います。 菜種油の商品化と飯山市のイメージアップについてお聞きしますが、当飯山市においてはすでに、多少種類は違いますが菜の花を約28町歩も栽培していると聞いております。全部とは言いませんが、菜種油を収穫できるものに順次変えていけば、出来上がった菜種油は菜の花まつりにも特産品として売ることができます。一方、廃食用油から出来上がった燃料はディーゼルエンジンの燃料として利用でき、市の公用車等に利用できるほか、二酸化炭素の排出量がゼロカウントとされ、排ガス中の黒鉛が3分の1に軽減されるといわれています。今日本では、中国産の餃子に日本では手に入らない農薬が入っていた問題から、食の安全に対する目が非常に厳しくなっていますし、化石燃料の高騰やさまざまな資源不足への不安が広がっています。地球の温暖化もあり、今人々の目は多少高くても安全なもの、また地球にやさしく、というところへ向いていると思います。このような時代背景は、当飯山市にとってまたとないチャンスでもあるといえるのではないでしょうか。資源循環型社会の構築に取り組むことにより、新幹線開業を控え、全国に地球にやさしい飯山市の姿勢をアピールできるものと考えます。また、菜種油の商品化で、それを軌道に乗せれば新しい働く場の創設にもつながっていくのではないでしょうか。ぜひ前向きに検討していただきたいと思いますが、お考えをお聞きいたします。 3番めですが、資源ゴミの処理方法についてお聞きしたいと思います。20年度の施政方針のなかで、ゴミ減量の推進として、市民の英知と協力により可燃ゴミ処理量10%削減を目指すとあります。このことは誠にもっともなことであり、ぜひ私も目標に向かって取り組みたいと考えていますが、そこで1つお聞きしたいと思います。当飯山市では燃えるゴミの袋に、プラゴミとその他燃えるゴミとに分けて出しておりますが、その処理方法はどうなっているのでしょうか。プラゴミの処理方法を詳しくお知らせいただきたいと思います。 今一部の市民の間では、プラゴミは現在通常の燃えるゴミと一緒に燃やしていると思われており、ならば面倒な分別を止めて燃えるゴミと一緒に出せばいいのにと思われております。もし本当にそうであるならば、分別して出さなくてもよいともいえます。次に、プラゴミはどの程度きれいに出したらよいか、いまいち基準が曖昧なようです。一般的には洗って出すぐらいなら水がもったいないので資源ゴミではなく燃えるゴミと一緒に出してしまえば、ということになっているらしいです。 以上の2点を市民に分かりやすく伝えていただき、市民が理解した上で協力を求めるべきではないでしょうか。可燃ゴミから資源ゴミに振り替えることにより、目標の達成に役立てるのではないかと思いますが、お考えをお聞きしたいと思います。 以上です。 ○議長(山崎一郎)  石田市長。  〔市長 石田正人 登壇〕 ◎市長(石田正人)  水野議員さんのご質問にお答えしてまいりたいと思います。 トピアはスポーツ振興を含めながら地域の活性、観光事業に大変役立ってまいりました。その中については管理委託を受けた戸狩観光協会も大変経済面でご苦労されながらここまで引き続いてきたわけですし、あれを建設する市民の声、議会の決定、あれだけすばらしいものを作っていただいているわけですが、しっかり活用させていただきながら市民の体力向上、コミュニケーション、そしてまた観光にも今まで以上に役立ててもらうことこそトピアの発展、トピアの活用、そしてまた地域全体の発展と元気さが、そのなかから生み出されると思っていますので、これからも引き続きいろいろな活用を、またいろいろな運用方法等についてもご指導賜りたいと。責任を持ってトピア運営管理をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 それに併せながら、活性化センターの統合という問題を提案されたわけでございます。今までの緑の村管理センンター、一時は今の青少年センターにも置いた時代があったとお聞きしていますが、いろいろな事情で緑の村管理センター、今の太田地区活性化センターへ移転してきたという経緯があります。いろいろ人件費の削減を図りながら、それぞれ取り組んでいく過程においては、議員さんのご提案されたことも大変重要なことでございますので、これからまた地区の皆さんともいろいろ検討し、前向きにものごとを考えながら努めてまいりたいと思います。しかし今しばらくは、そういう経過がありますので、緑の村管理センターは、一応太田地区の活性化センターとして、トピアはトピアとして交流、健康増進、観光の場所として利用して進めてまいりますが、必ずや将来に向けての検討をさせていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。 資源ゴミの関係。これについては、うちの副市長はパイオニアでございますので、私以上に深い説明ができると思いますのでそちらの方にお願いするとして、多少お答えさせていただきたいと思います。廃油を利用してということで、かつて私も農協の組合長をやっているときに、そういう利用方法をということでいろいろ、女性部の皆さんを中心に検討させていただきました。そのなかには石けん作りということも出てきたわけですが、吉田興産も、いわゆる化石燃料が枯渇していくなかでは、やはり廃油も必要だろうということで一応始まったのですが、やはり採算性の問題、経費等の問題を含めながら撤退してしまったという経過がございます。今また地区で集めて、そしてそれを行政等の1つの燃料として使われているということが、少し前にテレビでも放映されましたけれども、何かお聞きしますと、それもだめだということで撤退したとも側聞したわけです、確認したわけではありません。そういうなかにおいても今議員からお話のあったように、これからの時代は化石燃料は非常に枯渇してきますし、申し上げますようにあれだけアメリカ市場において上がっていく、OPECそのものについてもいろいろ検討がされていくなかで、大変な問題でございます。そのなかでバイオ燃料の増産が始まり、日本でもそれぞれ沖縄を中心に、今のサトウキビからのバイオ燃料の創出、アメリカ、オーストラリアにおいてはトウモロコシを中心とした、今まで飼料に使われたものもバイオ燃料に代わるということで非常に飼料が高騰し、畜産農家も大変なことだということでございます。 そういう影響があるなかで、私たち飯山市も何とかそれに対する対応策ということで、いろいろ山の資源を利用してバイオを検討しようと、副市長を中心にいろいろ研究しておりますが、なかなか難しいようでございます。今の菜の花の関係でございますが、おっしゃるように菜の花は立派な油でございます。これを利用するのは非常に大事なことだということで、昨日もある会議にまいりましたら、あれをただ刈って、ただ枯らして捨ててしまうのではとても採算にも合わないから、アスパラに変わっていくのだから、市長考えろと。こういうことでご意見もいただきましたが、そういう中においては菜の花というものは飯山を象徴する1つのお祭りでもあり、花でもあります。そういうなかでは、今のバイオ問題を含めながらしっかり検討していかなければいけないなと思いますが、1つだけ、私も農協の組合長をさせていただいて、一応原種地区に瑞穂地区を指定したわけですが、健命寺に伝来してきたあの野沢菜というのは独特な食味の、いわゆる野沢菜を作らせていくわけでございます。そのなかに、もし雑種になって、この野沢菜漬けというものが非常に大きく、そしてこれが瑞穂地区で使われているのが全国へ回っておるわけでございますが、その点を慎重に検討しながら、さりとてあれだけの花を咲かせた以上は何とかバイオに使った燃料として活かしていくこともこの地域としては大切だということを思っておりますので、これから積極的な検討も進めていきたい。ただ市民の皆さんに申し上げさせていただきますが、こういう時代で環境を守るということになるわけですが、少し近いところは、体力作りを含めながら今のメタボリックシンドロームというような肥満体質の身体のなかで、自転車で行ける体制を作っていくことこそ、健康であり空気を汚さない、こういう時代に対応する方法だと、今、水野議員さんの質問を受けるなかで、自転車で飯山市民がみんな近いところを走れるようになれば変わってくる者も出るなという思いも持ちましたので、またそれぞれ地域ごとに検討していただきたいと思います。 ゴミの処理方法の問題。これについては私よりそれぞれ部長の方が専門的ですし、各地区の衛生員とも話をさせていただくなかで、ひとつひとつ取り組みをさせていただいていますが、私はせっかく飯山市のゴミを減量しようということでゴミ減量委員会を立ち上げたわけで、ここでも十分に審議されると思いますので、この答申をしっかり対処していくことこそ、ゴミを減量し、再生的にも大きく役立っていくということでございます。特にそのなかでは、たい肥化するという1つのごみ、これも今女性部の皆さんが段ボールによってというようなこともいろいろ取り組んでいますし、また今籾殻等も農産物の副産物としてあるわけでございますが、なかなかたい肥が難しいということで、今井という先生がある程度この問題をしっかりと研究されて、いろいろ良い方法が出てきたという報告も聞いておりますので、そういうものも活かしながら、資源というものはなくなってしまえばだめですので、活かした、そして今言うように時代にそったバイオという問題をしっかり市政のなかにも取り入れてさせていただいて、取り組み、研究をさせていただきたいと思いますが、また各専門、そして各部長からまた補足をしていきますが、よろしくお願いします。 ○議長(山崎一郎)  足立副市長。  〔副市長 足立正則 登壇〕 ◎副市長(足立正則)  水野議員さんご質問のうち、資源循環型社会の構築について市長の答弁に補足させていただきます。 議員さんからご質問のあったとおり、地球の温暖化、CO2の排出問題につきましては、飯山市のみならず日本全体、もしくは世界の大きな課題であるわけでございます。飯山市におきましては、菜の花は非常に大きな観光資源ということで広い面積に栽培されてございますので、これを上手く結び付けまして振興を図っていく、また環境問題にあたっていくということは、非常に大きな飯山市の1つの課題であるわけでございます。議員さんからは群馬県の渋川市の例をご紹介いただきまして、菜種油を商品化し、また廃油を集めてそれをバイオディーゼル燃料に変えて活用していると。それを飯山市でも取り入れてはどうか、というご質問でございました。 飯山市の菜の花につきましては、観光資源ということで、ちょうど5月の連休に開花して大勢のお客さんにきてもらおうということです。飯山市の菜の花は野沢菜でございます。したがいまして、通常菜種油をとる菜の花とは種類が異なります。野沢菜からとりました菜種油につきましては、いわゆるエルシン酸を多く含むということで食用にはあまり適さないという話があるわけでございます。したがいまして、現在の菜の花畑の種をとりまして、食用油としての商品化はなかなか難しいのではないかと思うわけでございます。 また菜種油もしくは廃油の収集をしまして、バイオディーゼルの燃料として利用していくということにつきまして、それぞれ全国のなかで実験的に取り組まれている市町村がすでに数多くあるわけでございます。これにつきましては、先ほど市長からも話がございましたが、まだまだ採算性の問題とか、ディーゼルエンジンへの相性の問題とか、まだいろいろ課題があると聞いておるわけでございます。菜の花の菜種を絞るのではなくて、菜の花の茎とか葉っぱそのものを一気にバイオエタノールに変換できないかということで、いわゆるセルロース系のエチルアルコール化というのは、実はをまだ国内2カ所でのみ実証実験の段階です。それにつきまして、実際にプラントを岡山県でやっているのですが、視察をさせていただきました。まだまだ実用化までは無理ということでございまして、もう1点は非常に多くの量を必要とするということがございました。こうしたセルロース系の原材料がメチルアルコールに変換できますと、木材だとか、もちろん菜の花も全部まるごとできるわけですが、これにはまだまだ技術開発が必要だということでございます。菜の花の有効活用につきましては、引き続き研究させていいただきまして、こうした循環型社会に向けて飯山市も研究を進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(山崎一郎)  丸山経済部長。  〔経済部長 丸山信一 登壇〕 ◎経済部長(丸山信一)  水野議員さんご質問のうち、関係部分につきまして、市長答弁に補足をしてお答えいたします。 トピアホールの利活用についてのご質問でございます。トピアホールにつきましては、この4月から指定管理から市の直営へと予定をしております。管理につきましては、観光課で担当させていただく予定でございます。 トピアホールは、正式名を「農林漁業体験実習館」といいまして、いわゆるグリーンツーリズムの核施設ということで、今まで都市農村の交流の施設、具体的には自然体験教室ですとか林間学校とか、そういう活動の施設として利用してきたということでございまして、この4月からも基本的には、当初からのグリーンツーリズムの核施設ということは踏襲していくと考えています。グリーン期におきます合宿ですとか、夏季振興の事業等、そういうところの利用につきましては他の施設と同様に、希望者で抽選をしていただいて、利用していただくというふうになるのかなと考えています。これに併せまして、広く市民の皆さんの利用についても推進をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(山崎一郎)  今清水総務部長。  〔総務部長 今清水豊治 登壇〕 ◎総務部長(今清水豊治)  水野議員ご質問のうち、関係部分につきまして市長答弁に補足してお答えをいたします。 活性化センターについてでございますが、太田地区活性化センターにつきましては、平成12年3月に勤労青少年ホームから現在の緑の村管理センターに移転しました。移転にあたっては、区長会等と協議をするなかで旧太田中学校跡地ということで、中心地ということでそこに移ったわけですが、大変利用率の高い施設でありまして、地域の住民に親しまれている施設でございます。8年を経過するなかで、太田地区活性化センターは旧太田中学校跡地の緑の村管理センターとして非常に地域の方にも、拠点施設として定着しているところでございます。 トピアホールにつきましては、今、経済部長から答弁申し上げましたとおり、有料の貸し出し施設という性格もございまして、活性化センターとは性格を異にする施設と考えておりますので、当面はそれぞれに管理をしていきたいと考えております。 なお、議員ご指摘の経費の削減等の問題もあるわけでございますが、市長からお答え申し上げましたように、将来に向けて地域の皆さんと研究をさせていただきたい、と考えています。 ○議長(山崎一郎)  山田民生部長。  〔民生部長 山田弘一 登壇〕 ◎民生部長(山田弘一)  水野英夫議員ご質問のうち、ゴミ処理関係につきまして市長答弁に補足してお答えいたします。 ご質問のうちゴミ減量につきましては、市の重要課題と位置づけて取り組んでまいっておりまして、昨年7月から廃棄物減量等推進委員会を立ち上げまして審議を進めていただいているところでありまして、資源となるものの分別はゴミ減量や環境を守る上で大変重要であり、より一層ご理解をいただけるよう進めてまいりたいと思います。 ご質問の燃えるゴミについては、市内の各ゴミステーションから岳北クリーンセンターへ運搬し、焼却処理をした後、焼却灰につきましては民間の最終処分場において埋め立て処理を行っております。 プラスチック製容器包装につきましては、市内のゴミステーションから収集したものを中間処理業者へ運搬し、圧縮、梱包等の中間処理の工程を経て、そこからさらに再商品化への業者へ引き渡されております。再商品化されております。しっかりと資源として生かされておりますので、ご理解いただき、分別のご協力いただきたいと思います。 プラスチック製容器包装の洗浄についてでありますが、厳密な洗浄基準については定めておりませんが、簡単な洗浄や拭き取りなどを行うことをお願いしてきているところでございます。付着物の残るようなものや、洗うのが困難な場合については、燃えるゴミとして出していただくようお願いしてきているところであります。市民への理解、説明につきましては、現在進めている審議会のご意見も踏まえながら、従前にも増してご理解いただけるよう進めてまいりたいと考えていますので、よろしくお願いします。 私からは以上であります。 ○議長(山崎一郎)  水野議員、再質問ありますか。 水野議員。  〔4番 水野英夫議員 登壇〕 ◆4番(水野英夫)  それでは再質問させていただきます。 トピアホールについてですが、市長からしばらくは現状のままでいくと。将来に向けて活性化センターとの関係は、地域の人たちと検討していきたいということでございますので、ぜひそのようにお願いします。 1点要望がありますのでお話しします。現在、トピアホールの土地は借地であるので、今後のためにもできるだけ早く適正な価格で取得をし、市のものにしてほしいと思いますので、よろしくご検討をお願いしたいと思います。 2番めの資源循環型社会についてですが、今、副市長からも説明がありましたが、説明を聞いていますと、現状を説明していただいてなかなか難しいような答弁に聞こえましたが、できる限り、期限を作っていただいたりして、一歩前に進むようなかたちで研究なり調査をしてやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ゴミの処理についてでございますが、今家庭ゴミの出し方や回収の仕方は全国の自治体ごとに異なるのが一番の問題点であると思います。特に都会では人口が多いせいか、飯山市より取り組み方がある面遅れているところが多いようです。この地域は特に冬の間都市部からの来訪者が多く、その人たちに飯山市の取り組みを理解していただくことが大変大事なことではないかと思います。そこで、各観光協会等と連携をとりながら、もう少し分かりやすいポスターなり案内看板などを設置したり作成したりしながら掲示してもらって、より効果があるようにしてもらえばと思いますが、ぜひご検討をお願いいたします。 以上で終わります。 ○議長(山崎一郎)  石田市長。  〔市長 石田正人 登壇〕 ◎市長(石田正人)  水野議員の再質問にお答え申し上げたいと思います。 少しく前まで、実は市の財産の上にトピアが建てられたという認識でおりました。いろいろ聞きますと、それぞれ経過があったようでございますが、おっしゃるとおり、飯山市が運営し、飯山市のため、市民のためにある施設である限りは、やはり市の資産としてしっかり守り、発展活用していくことが与えられた任務と思いますので、地権者が何人あるかまだ調べていませんが、そういう皆さんと話をさせていただきながら、ご協力をいただくように詰めてまいりたいと思います。そういうことでは議員さんからも近くでございますし、今までの経過もあろうと思いますので、ぜひお力添えをお願いしたいと思います。 循環型社会の関係。本当に必要なのです。まだ本当に、口でこそみんな循環型、循環型と言いますが、本当に循環型とはどういうものであるかということ。この辺りをもう少ししっかり認識していかないとけないし、これについては手順等もいろいろやらないといけないし、そのなかで事業所の関係については、ゴミが減ってきているのです。市民の皆さんのお出しになる、いわゆる家庭ゴミを中心としたものが増えてきている、減らないというのが今の飯山市の現状でございますが、早く1割減量をして、皆さんのところへ、皆さんの力で減量したよと、そして浮いてくる経費ということでトイレットペーパーの1つも配りたいということで昨年から取り組んでいるのですが、なかなか結果が出てこないというのが現状でございますが、ひとつひとつ呼びかけ、チラシ、広報等を通じながら、市民の皆さんにご協力いただくように取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 また、スーパーの店長の皆さんにも近々寄っていただいて、ゴミを減らすためにはどうあるべきかということについて、ゴミを一番出してきている大きいスーパーの皆さんとしっかりと検討させていただきたい。そして減量委員会にも、そういう飯山市の情勢をしっかりお伝えし、審議をし、11月にはしっかりとした結論を出していただいて、市民と一緒にゴミ減量に取り組みたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(山崎一郎)  山田民生部長。  〔民生部長 山田弘一 登壇〕 ◎民生部長(山田弘一)  水野英夫議員ご質問の再質問の部分について、市長答弁に補足してお答えいたします。 ゴミの観光客等来訪者への理解という部分でございます。ご指摘のとおりの認識は私どもも持ってございまして、できるだけ早めに相談させていただき、いいかたちでリサイクルできるように進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 私からは以上です。 ○議長(山崎一郎)  水野議員、再度の質問ありますか。 ◆4番(水野英夫)  ありません。 ○議長(山崎一郎)  以上で水野英夫議員関係の質問を終わりといたします。 続いて、上松永林議員の発言を許します。 上松議員。  〔1番 上松永林議員 登壇〕 ◆1番(上松永林)  雪国の飯山を特徴づける季節も終わろうとして、間もなく暖かい春の日差しの中で、新しい気持ちで仕事や生活をスタートさせる季節を迎えることになります。しかし、いずれにしましても、飯山市は雪と上手につき合っていかなければならない運命にあると思います。そのようなことを考えつつ、事前の通告に従いまして市政全般について質問し、市長はじめ理事者の方々のご所見を伺いたいと思いますので、よろしくお願いします。 はじめに、ふるさと納税について伺います。これは、昨年来大きな話題となり、それぞれの立場から賛否両論が繰り広げられたのは記憶に新しいところであります。例えば、都市部の自治体からは、行政サービスの対価としての住民税という原則から外れるという意見。また地方の自治体からは、教育投資をした人材を都市部に持っていかれるという現実を踏まえた意見などさまざまであり、国民の間でも大きな話題となりました。経済的な側面から見ると、確かに立場によっていろいろですが、心情的な面から見れば、この制度はごく普通の人々の気持ちに添ったものであり、方法に工夫を凝らして実施の方向となったことは良いことで、私は歓迎したいと思っております。 具体的な実施方法は国の税制改革が決定してからとなりますが、石田市長もこれに積極的に取り組み、去る1月4日の新年祝賀会では、ふるさと納税について、ふるさとを再確認し、ふるさと発展の資源としたいと前向きな考えを述べられ、1月12日の北信濃新聞紙上では、新年度はどんな事業にも飯山らしさを付け、ふるさと納税も飯山らしさが付加されるものとしたいとも述べられて、20年度より「悠久のふるさと飯山応援金」として募集の準備を整えられました。このような積極的な姿勢に私も支持を惜しまないものでありますが、具体的な点でお尋ねしたいと思います。 市長は、ふるさと納税者を市民の一員として位置づけ、さまざま特典を付けるなどとして、この納税が納税者にとって魅力あるものとするようにしたいとのお考えでありますが、市民の一員と位置づけるとは、具体的にどのような立場となるのか。また、さまざまな特典とはどのような内容なのか伺いたいと思います。と言いますのも、現状でこれに類似したものとしては「ふるさと飯山会」や「飯山応援団菜の花大使」などがあります。「ふるさと飯山会」は関東近辺の方に限られておりますが、これを拡大するものなのでしょうか。また、ホームページから登録する多くのファン組織である菜の花大使との関係はどのようにされるのか。それぞれ所管部署が企画財政課であったり観光協会であったりするわけですが、重複したり混同したりすることにならないか、あるいはどのようにこれらを関連づけるのかお尋ねしたいと思います。 実施に当たっては、市民の協力が不可欠と考えます。市民の皆様がふるさとのために親戚、知人に呼びかけることで実績も上がると思いますが、市民へのお知らせ、PRと協力要請に万全を期していただきたいと思います。 次の質問は、先ほど新聞記事から引用をしました、市長が考えられる「飯山らしさ」について伺うものであります。新年度事業にはすべて飯山らしさを付けたいとのことでありますが、このような考え方は前回の12月定例会で私が提案した考え方と、表現は違いますが近いように思われます。すなわち私の提案は、飯山市が進むべき方向について、市民も行政も観光も農業も商業も、みんなで明確なコンセプトを持って、まちづくりや地域づくりをしようというものであり、それが市の内外に分かりやすい言葉で表現されていることが必要というものでありました。これは飯山らしさを考えた上で、それを分かりやすく表現するものであり、すべての事業は、このコンセプトの下に統一感の取れた形で進められるのであります。正に市長の考えられる、すべての事業で飯山らしさを出すという考え方に共通するものがあると思います。目先の対応はもちろん必要でありますが、一方で将来を見据えた飯山市づくりに対して、明確な目標をみなで共有することが大事です。この際、市長が考えられる「飯山らしさ」とはどのようなものなのか、ご所見を伺いたいと思います。 次に、児童センター、児童館の問題について教育長に伺います。飯山市は児童センター、児童館が4カ所あり、飯山市社会福祉協議会が運営しております。また児童クラブも4カ所あります。こちらは小学校の校舎を利用して、飯山市社会福祉協議会が運営しているほか、常盤地区の1施設は民家を利用して委員会で運営しております。いずれの施設も小学校の1年、2年、3年の児童を受け入れており、児童登録数は8施設併せて定員数215名に対して、昨年5月時点で246名となっております。15%ほど定員を超えている状況であります。 ところで、これらの施設が設けられている目的は何でしょうか。一般には働く母親のために放課後や学校の長期の休みのときに子どもを預かってくれる施設のように思われていますが、法律の精神は必ずしもそうではありません。児童福祉法では児童館の目的は、児童に健全な遊び場と学習の場を与え、健康で情操豊かな児童を育成する施設として運営するとされております。また飯山市第4次総合計画の後期基本計画を見ると、4つの柱の1つとして、「ゼロ歳からの安心・安全、豊かな教育」が位置づけられており、その重点施策として「子育て支援センター・児童センターの施設整備・機能充実」が掲げられております。法の精神や計画の目標から見て、目的に適った施設や機能が備わっているのか、受け入れ定員数は十分なのか等々、飯山市の児童センター等の現状について教育長はどのように認識しておられるのか、お伺いしたいと思います。本来であれば、これらの施設は全小学校区ごとに設置されるのが理想であります。さらには夜も7時まで預かり、料金もできるならば無料にすべきと思います。子どもの教育とは、100年の体系に基づいて行われるべきものであり、正に長岡藩の米百俵の精神が教訓として残されているのであります。 同時に私は、行政が子どもの教育に力を入れ、このような施設を充実されるということは地域経済の活性化、ひいては産業振興策にも資するものがあると考えております。つまり、これらの施設があることにより、企業の若い社員で共働きの夫婦が安心して働くことができれば、企業の人財も確保しやすくなり、定着にもつながるのであります。そうすれば企業や工場の誘致もしやすくなり、雇用の創出と安定に資することとなり、その結果、新年度取り組む2,000万円住宅建設プランの販売も促進され、空き家バンク事業も進み、移住を実現する実績も上がると思います。「風が吹けば桶屋が儲かる」式の考え方と思われるかもしれませんが、地域政策というものは、このようにさまざまな目的を持って立てられた施策が、全体として整合性を持って形成されているものであります。市長並びに教育長のご所見を伺いたいと思います。 税金を使って、地域全体に児童センターを建設するというのは財政難の折に理想に過ぎるかもしれません。であるならば、子どもの育成のために知恵を絞り、工夫をして、それに代わるものを作らなければなりません。前々回の9月定例会で私が提案させていただいた「子どもの駅構想」は正にこれに当たると思っております。それぞれの地域で、可能なお宅には「子どもの駅」として児童センターの機能の多くを担っていただくのであります。子どもは地域の宝だという考えから、自発的なボランティアのかたちでお願いできれば最高ではないでしょうか。元気なお年寄りのいる家庭が想定されますが、地域に明るさを取り戻し、世代間の交流も図られ、地域の生活や文化の継承にも役立つものと考えます。それほど難しいことではなく、昔はどこの地域でもそのような光景が見られました。もちろん昔とは時代が違い、そのまま当てはめるというわけにはいきませんし、事故などがあった場合の責任問題など、クリアしなければならない問題は少なくないと思います。しかし、このような地域の再生や子どもの教育、さらには文化の継承などの課題はどの自治体も抱えている課題であり、もし飯山市で新しい事業として取り組むならば、飯山方式として全国から注目されるのであります。検討する価値は十分にあると考えますが、「子どもの駅」構想について、市長及び教育長のご所見を伺いたいと思います。 次に、市職員の研修について担当の総務部長にお尋ねをいたします。今年度は職員研修事業費としては500万円が計上されており、前年18年度の補正後の同費用と比べ実に324万4,000円の増額となっております。しかも3年間にわたる計画とのことであります。このことを質した昨年6月定例会の私の質問に市長は、職員研修の重要性に触れられ、今年度は意欲的に研修に取り組むとしておりました。私が提案した、大学での地域再生システム論講座についても、研究してみたいと前向きにとらえられておりました。新しい時代の地方自治体の行政運営には、職員の能力向上と前向きな意欲を涵養することが条件と考えております。私にとって大変心強く、500万円の研修費用も決して高くないと感じたほどでありました。 そこで質問ですが、今年度実施された職員研修は、どのような内容で行い、どのような職員が、何人ほど、どのくらいの期間参加することができたのでしょうか。特に、研修の成果についてはどのように感じておられるのか、具体的にご説明していただきたいと思います。と申しますのも、先の6月定例会で市長は、研修に行ったらすぐにどうするというのではなく、幅広い研修を、優秀な職員のノウハウのなかでとらえてきてくれると確信している、と述べられております。また、それらを持ち寄って、その中からこれこそ飯山の農業振興、観光振興、まちづくりに必要だというものが見つかれば、全力で取り組む。初年度の今年の施策はそのような情報やノウハウを広く集めることだ、とも述べられておられました。私も市長の意見に大賛成であり、それに期待しているところであります。ですから質問の趣旨は、今年度の研修の結果、そのような成果があり、飯山市の将来に役立つ研修であったのであればあと2年の計画の続行も異議がないばかりか、本当に必要なら増額もやぶさかではないと思っておるところであります。 先に紹介させていただきました研修で、市長も研究してみると言われた、大学の「地域再生システム論講座」の職員の受講を検討されてはいかがでしょうか。18年度は1校でありましたが、19年度はこれが10校に拡大されております。そのなかで、北陸先端科学技術大学院大学の講座では、石川県加賀市のバイオマスタウン構想の原案がまとめられて、同市ではこの構想を成案にして国の地域再生計画の認定を受けることになっております。そして、この北陸先端科学技術大学院大学の講座でまとめた同市の「一次産業を活かした地域再生と、バイオマス利用による地域の新たな地場産業の創出」という研究は、昨年末12月開催の内閣府主催、「地域発の地域経済建て直しセミナー」において、地方シンクタンクによる政策コンペで最優秀賞を受賞いたしました。同じ研究でも、このように政策づくりの実践を学び、しかも国の支援があり、受講後すぐに実務に活かすことができるという研修は、本市のように職員の政策立案能力を向上させたいと願う自治体にとっては、うってつけのものではないかと考えます。平成20年度はさらに拡大して、20以上の大学で開講するようですので、飯山市でも職員の受講を検討されていはいかがでしょうか。地域の住民とともに、地域の現状分析や再生計画づくりに取り組む地域再生システム論講座を開講している10の大学が、全国大学地域再生ネットワークを組織して、今月3月14日東京で、地域再生フォーラムを開催いたします。信州大学も参加しているとのことでございます。どうか職員の大学への講座へ研修として参加していただく研究を進めていただきますように、総務部長のご所見を伺いたいと思います。 最後に、飯山市のまちづくり、特に市街地のまちづくりについて経済部長に伺います。 先の12月定例会で、まちづくり委員会を今年度中に立ち上げたい。20年度末に計画が策定できればよい。平成12年3月策定の飯山市中心市街地活性化基本計画が21年度まであるので、これを基にその後のプランを考えてもらいたい、と経済部長は発言されておられます。経済部長が活性化のベースと位置づける飯山市の基本計画は、平成10年6月公布の中心市街地活性化法に基づいて策定されており、大規模小売店鋪立地法、都市計画法と併せて「まちづくり三法」と呼ばれております。さらに国はその三法を見直して、平成18年に「改正まちづくり三法」を施行いたしました。再三にわたって発言しており、経緯と内容については触れませんが、時代の流れを見るとき、私は、改正まちづくり三法、改正中心市街地活性化法こそ飯山市が進めるべきふさわしい方向だと思います。 市が現在の基本計画に沿って、順次事業を実施してきたことは認識しておりますし、行政のこれまでの努力には敬意とともに感謝するところであります。今後の進め方をまちづくり委員会で検討するときに、現在の基本計画に沿って22年度以降のプランを立てる方がリスクも少なく、それほど時間も必要としないでできるでしょう。それに対して、行政、住民、事業者が連携を図り、まちづくりにやる気のある市町村だけを集中的に支援する、私が提案する改正まちづくり三法に基づく計画づくりは、関係者の大変なエネルギーを必要としますし、住民の犠牲的な協力、そして事業者の大きなリスクが伴います。しかしそれでも、飯山市の今日の壊滅的な市街地を再生するには、改正まちづくり三法に基づく新たな基本計画の策定を検討すべきと考えます。そしてこのことは、これからの市の事業展開に官民協働は不可欠であると強調している市長の思いにも適うものであると思います。今こそ私たちは、楽な道を歩むのではなく、苦しくも重い荷物を背負って歩む道を選択すべきと考えます。 6年後の新幹線飯山駅開業を目の前にして、どんなまちを描いたら良いのか、早くビジョンを共有しなければなりません。今年度中に発足するまちづくり委員会で検討される新しい基本計画の策定に当たっては、その時代のニーズとシーズを見極めて、環境の変化に対応する計画であるべきで、現在の基本計画はその見極めができているかどうかの検証から始めるべきと思います。さらに、まちづくりに関わる各種法律を示していただき、どの制度資金を活用すれば良いのかを含め、検討されるべきだと思います。メンバーの人選もそのような趣旨でされるべきと思いますが、まちづくり委員会について、経済部長のご所見を伺いたいと思います。 以上で1回めの質問を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(山崎一郎)  石田市長。  〔市長 石田正人 登壇〕 ◎市長(石田正人)  上松議員のご質問にお答えしてまいりたいと思います。 今回の質問は、大変多岐にわたっておるわけでございます。そしてまた、各部長に対しての質問が多いわけですが、少しく市長としての考え方も入れさせていただきながら、時間がございませんので簡単に触れていきますので、また再質問のなかで、事務的な問題については議会が終わって各部長、それぞれ私も一緒になって検討させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 今、法律的な問題がいろいろと出されました。法律というものは1つの形であり、その法律を自治体が、自治体の長たるものがどのような運用、活用をするのか、生きた活用をするのかが、私に与えられた1つの任務でもございます。法律は法律でございますし、規程は規程、規約は規約でございます。しかし、東京でやっている規程、規約について、飯山がそれを運用していくと言ったって、とてもできないなかで、目一杯の法律を重視しながら飯山らしい体制、運用を図ることこそ、私の使命だということで努めさせていただいておるわけでございます。 それでは、具体的なことについてお話をさせていただきますが、ふるさと納税。まだ国会では決まっていません。しかし決まったら、さて、というわけにはまいりませんので、今それぞれ準備を進め、「悠久のふるさと飯山応援・支援金」というような名称をつけながら準備を進めております。飯山で育ち、飯山の教育を市民の協力をいただきながら行ってきた皆さんが、それぞれ都会に出て行って、それなりきにがんばっていただいておるわけでございます。しかしどの人でも自分の生まれた、あの魚の鮭でさえ、自分の生まれた故郷を忘れることなく帰ってくるというなかで、忘れた者は1人も、飯山市民の皆さんにはないだろうと。そのなかでは絶えず飯山市を思っていただいている。そしてまた、飯山市の状況を絶えず心配しながらおいでいただいていると思っています。 そういう皆さんとのコンタクトがしっかりいっているかということになると、これは多少問題もあるなと。今度ふるさと納税というかたちのなかでご協力いただいた皆さんには、せいぜい飯山の飯山らしさは、どんなかたちで、どんな教育をしながらどんな飯山市らしさを出しているかということ、しっかりお伝えしながら、またそういう場所から飯山市の応援と同時に、飯山市を発展させる知恵をお借りしてできると思っているわけであります。それについては、早速国会の決定を見たなかで、しっかりとしたプロジェクトをつくり、今までの飯山会なり菜の花大使の皆さんともしっかり協力をとらせていただきながら、取り組んでまいりたいと思います。 なお、これに対しては、納税をした場合には、どのようなかたちでということでございますが、これについては皆さんのご希望も聞かなければ。ただ一方的に、こうやればふるさと納税していただけるだろうということではなくして、やはり、飯山というものを、いろいろな面でご協力いただく、その施策としていろいろ考えながら、できれば6年後の飯山新幹線が出てくる、そのなかに記念の名前を入れさせてもらうような玄関口を作ることも1つの方法だと思いますし、また大口の皆さんには季ごとに農産物を送って、皆さんの飯山ではこんなおいしい農作物ができるという宣伝を兼ねながら、そしてまた飯山では、皆さんのふるさとでは、このような観光事業を行い、こういう施設も整いましたよ、ということをどんどんさせていただいて、共々に発展させていけるようなご指導とご協力をやっていければと思っているわけでございますが、これは1つの税収改革でもありますので、慎重にかつ参加していただけるようなものを、また議員の力を借りながら、取り組んでいければと思っているわけでございます。 そして、飯山らしさと。これは市長がこういうことで飯山らしさと言ってしまったら、本当の飯山らしさではないんです。みんなが湧き出してくるような飯山らしさを、市民の協働の力を借りながら作り上げてこそ、飯山らしさが出てくるわけでございます。教育面においてはそれなりきに、飯山の子どもさんたちはどこにも負けないような根性があるぞと。そして教育をしっかりしていくなかで徳を持っているぞと。お年寄りを大切にする。そしてみんなで協働の力を生み出してくる、こういうような教育を含めながら、そしてまた今年はこれからのワールド時代、世界を相手にしたなかで、子どもさんたちに英語教師を3人も置いたなかで、しっかり時代に沿ったような体系づくりの教育をしていくのも、飯山として取り組んでいくということを皆さんに申し上げているわけでございます。 こういう中では、今申し上げたように、人情を持ち、和を尊ぶような、そんな体制づくりの飯山らしさを。そして他に向かっては、飯山らしいものが、今いっぱい出てきているのです。農産物だってアスパラ日本一、ズッキーニ日本一、日本一おいしい米だと。こういう中で作られている、それが飯山なんです。これをほかに出してやる、宣伝をする。そして飯山に来て民宿に泊まったら全く違うぞと。飯山の野沢菜というものを食べたら上手かった。飯山が、先人が伝えてくれたいろいろな食というものを、文化というものを食べられたと。そういうことが正しく飯山らしさでございますが、これについては私がただこうでなくて、それぞれ市民の皆さんが、みんなで飯山らしさをどうつくり上げていくかという、協働の力をつくり上げていければと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。 基本的には、私が一番基本にしたいのは、飯山市の市民の皆さんが子どもから年寄りまで、この飯山という自分のふるさとに対して自信と誇りをしっかり持つことこそ、やはり飯山らしさであり、飯山を発展させる最大の基盤になると思っています。職員もそうです。自分がこの市役所に勤めたなかで、市民の皆さんの公僕としてお使いいただくなかでは、誇りを持とうと。誇りを持って仕事をしようと、こういうことで呼びかけていますので、市民の皆さんからも、このすばらしいところで生きて、この地域で生活できるという誇りとプライドを持ち続けていければ、違ったかたちが整ってくるのではないかと思っているわけでございます。 子どもと産業等については、雇用安定等については、それぞれまた各部長からですが、その特徴のなかでは、ゼロ歳から、まだまだ議員の皆さんからのご質問のなかで早く6年生まで無料にしろと。でも経済が許さないのです。無理したって、無理して経済は、結果的には市民の皆さんにご負担をいただくということになってくるわけです。飯山市としてできるもの、先ほども申しました、財政的には決して豊かでもないし、合併して合併債が100億も150億もあれば違ったものも出ますけれど、むしろそれがないだけに、市民の皆さんと一緒になって力を出して、知恵を出して、飯山らしさを出していけば、私は、そんなに税ですべてを、財政ですべてを牛耳ることなく、十分にその点は整って、市民の皆さんの、またほかの皆さんのご協力もいただけると思っているわけでございます。そのなかでは何度も申し上げますように、子どもには夢と希望を、市民の皆さんには元気を、年寄りには安心・安全をという施策を、病院事業から医者の確保事業から、今の介護事業からすべて皆さんのお力のなかで、できる限り経済の許す範囲のなかで取り組みをさせていただいて、方向づけをさせていただいておるわけでございますので、これからも引き続き緩ませることなく、やっていきたいと思っています。 提案としてはいろいろ、子どもの駅という問題、提案をいただきました。まだまだそこまで行かなくても、今の児童館なり、そういったものをもっと充実していけるように。そして、ただ法律で児童館はこうだということではなくて、飯山らしい運用ができたときこそ、初めて役立つ児童センター・児童館であると思っておりますが、運用面についてはそれぞれ保護者の皆さん、子どもさんたち、教育委員会でもしっかり検討して、皆さんに役立つ児童センター、児童館であってほしいと、このようなかたちで私も取り組ませていただきます。 職員研修。これについては先ほど議員からも、すぐ成果が出ない、すぐ今年、ご質問の中では今年どういう成果が出たかと。すぐやったって、とてもそのように出るんだったらこんな楽な世間はないのです。みんな日本中同じ競争と、同じ体制と同じ自治体と同じ財政の悪化のなかでどう取り組んでいくかというのが問題なのです。そのなかで私は、職員はしっかりと研修を積みながら、今新しい農産物の発信基地、また今の修学旅行をいかに観光として持ち込んでくるかということで行脚を続けながら、苦しいなかでひとつひとつ見えてきておるわけでございます。そしてまた1つの施設を作るのでしたらその運用、先ほど議員のお話にもあったように、たとえ菜の花のお祭り1つ見ても、どうしたら付加価値を付けて、より大勢来ていただけるかという問題。観光の問題。そしてまた事務を改善していくかという問題、ありとあらゆる問題について取り組みをしていただいているわけですし、医者不足だって、毎日飯山から出て行った皆さんから、こういうところにこういうお医者さんがいるよと聞けば、早速民生職員を飛ばしていただいてやってくる。こういう積み重ねこそ、1つのものができていくんだと。 教育面についてもそうでございます。そういうなかでは、これからもいろいろやっていくし、住んでみませんか2,000万円住宅、また空き家バンク、消費宣伝、いろいろな中で職員が真剣で取り組みをしていただいていることが、ひとつひとつ成果として、飯山市の元気を発生する過程として、研修も進んでいくだろうとも思っていますので、ぜひご期待を申し上げると同時に、いろいろまた知恵とお力をお貸しいただきたいと思います。 そして、今、高度な大学等の問題ですけれども、私も学校は出ていません。勉強も大変していないのですが、まだ飯山らしい、地に張った1つの政策を作ることこそ、この飯山市にしっかり根付いた1つの政策になっていくだろうということで、それを重点的なかたちで、まだ大学へ行ってどうだという考えを私は持っておりませんが、必要な講座なり必要な研修は、今保育士さんをはじめ出て行ってもらっていますが、あまり高度なことよりも、まだ飯山としてやらなければならない勉強、地についた勉強、本当に足で稼いで心でつなぐ勉強、事業をどう取り組むかということを、少しくは全力をおかせていただいて、また機会があればそういう大学へ職員を派遣するということを考えていかなければならない時代もきているなと思っています。そういうことを、議員から言われたように、先見性を養うためには必要な大学講座だとも思っていますので、決してそれはだめだということではなくて、今やらなければならないことに1つずつ取り組んでいきたいということでございます。 まちづくりの関係については、まちづくり三法を利用したかたちでございますが、これも考えようによっては、今のいわゆる空き家になったものを利用し、そこへまた、まちの活性化を生む要因を利用していく。そういうことをひとつひとつ積み上げていってこそ、まちが作られていくので、お金のないなかで無理した政策は、私は一切とる気はございません。そういうなかでは、ひとつひとつ話をしていく。その基準は、今年から地域全体を含めながら、まちの活性化、いわゆる1つの、行ってみたくなるような飯山の中心街を作っていくことがいいなと。エージェントが来ると、善光寺まで来る。小布施町まで行ってみる。その後、何とか「飯山まで行ってみる」というような声が出てくるまでの対策を、これから皆さんの知恵を借りながらやっていかなければいけないのではないかと、思っているわけでございます。 いずれにしても、議員の皆さんの力、市民の皆さんの協働の力を十分にお借りしながら、お金は使わなくても活性する道筋は必ず教育面から、お年寄りの安心までも出てくると思いますので、お力添えを、そしてご協力を、市民の皆さんにもお願い申し上げ、議員の皆さんにもご指導もお願い申し上げたいと思いますが、よろしくお願いします。 ○議長(山崎一郎)  土屋教育長。  〔教育長 土屋 稔 登壇〕 ◎教育長(土屋稔)  上松議員さんのご質問にお答え申し上げます。 最初に、児童館、児童クラブ、それから子育て支援センターの現状について申し上げます。議員ご承知のように、飯山市には現在、岡山小学校区を除く7小学校区に児童館、児童センター、児童クラブを設置しております。そのほとんどは定員を超える利用者がおります。そしてここでは、厚生員が日々いろいろな工夫をしながら、遊びや活動を作って体験をさせております。また、子育て支援センターも城山のほかに、19年度早々、戸狩に北部子育て支援センターも開設し、保育園入園前の親子の支援の場として大勢に利用されています。今後これらの施設等を充実させるとともに運営についても、一層充実を図っていきたいと考えています。 次に、運営の部分で少し申し上げます。現在夕方6時まで開いております。おやつ代はいただいておりますが、利用料は無料でございます。議員から7時までというご指摘がありましたが、就労支援という立場でいうと、そういう考え方も必要かと思いますが、一方、子育てという視点から申し上げますと、親子のふれあいの時間を十分取るという立場からすると、この7時までというのはいかがかと考えます。今後これにつきましては、雇用の確保、産業振興という立場と、教育や子育てという立場の兼ね合いを十分しながら、企業、家庭、子育て支援施設が十分理解し合い、知恵を出し合って、調和のとれるようにしていきたいと考えております。 次に、「子どもの駅構想」についてですが、大変すばらしい構想でありますが、今の議員のご趣旨を地域の皆さま方にご理解していただくには、それなりの時間が必要だと思います。今すぐ、これを実現するわけにはいかないと考えております。実現するためには、次のようなことが必要になります。まず、地域の皆さんにある程度の数の、そういう希望される方がおいでになるということ。もう1つは、近くに安全な遊び場等があるということ。それから、議員ご指摘のように、事故だとか責任問題等もあります。これらのことがクリアされた後に、これがもし実現できればすばらしいと思いますが、当面は今すぐにというわけにはいかないと考えております。私たちは、今ある児童センター、児童クラブ等の運営の充実、施設の充実を一層図ってまいりたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 以上であります。 ○議長(山崎一郎)  今清水総務部長。  〔総務部長 今清水豊治 登壇〕 ◎総務部長(今清水豊治)  上松議員ご質問のうち、関係部分につきまして市長答弁に補足してお答えいたします。 ふるさと納税についてですが、自分を育んでくれたふるさと飯山、自然豊かな飯山を離れていても応援したいという思いを叶える納税制度ですが、現在国会で審議をされています。これを受け、市として新年度、「悠久のふるさと飯山応援金」を創設し、全国から飯山市を応援していただける方を募集いたすようにしてございます。ご寄付いただいた皆様については、市外から当市を応援いただける応援団として位置づけ、市の広報の送付のほか、飯山市の美術館やふるさと館などの無料入浴券、湯滝温泉の利用券や市民リフト券を送付させていただく予定でございます。また特に10万円以上の高額のご寄付をいただいた皆様につきましては、飯山市の特産品の送付や新幹線開業時には新幹線関連施設への記念として、お名前を刻ませていただくようなことも、現在考えています。 また議員からは、ふるさと飯山会、菜の花大使との関連について、ということでございますが、それぞれ応援団のものでございまして、一重、二重、三重というように応援団は多い方がいいわけでございますので、それぞれの性格は違いますけれども、今後ともお願いしたいと思っていまして、ふるさと飯山会の皆様には全員にパンフレットを送付し、また、飯山応援団菜の花大使の皆様にはメールマガジンやホームページで「悠久のふるさと飯山応援金」を積極的に呼びかけていきたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。 職員研修についてでございますが、研修の成果ということでご質問いただきましたが、19年度現在までの先進地の研修視察でございますが、通常のものとは別として新たに取り組みましたものについて報告をさせていただきますが、18カ所、44人、支出額が160万円でございます。内容としましては、地域資源を活用した交流人口の増加策について、海外トップセミナーへの参加。また信越トレイル、寺めぐり等の散策コースの拡充の視察。東京での農産物販売のための視察。税収確保のためのインターネット公売へのセミナーへの参加。行政改革の先進自治体への視察。台湾島への観光誘客のための視察。また、地場産の地産地消のための加工所運営の講習会への参加。バイオマスをメインテーマとした研修会への参加。新幹線開業に伴うまちづくり推進のための視察。保育園児の健康と感染症対応への参加等、多様な場面に参加をいたしております。職員それぞれが問題意識を持って自己研鑽をしておりまして、今後の事業推進に必ず良い結果が出ると思っております。 職員研修につきましては、特に他の自治体との比較の検討、市民の要望に応える新規事業のきっかけ等、今すぐ役に立たなくても今後に向けて必ず市民のためになるということを考えて、実施をいたしております。 また議員からは、大学講座等の受講というようなご意見がございましたが、市職員の能力向上に有効だと思われるものがありましたら、参加について研究をしてみたいと考えていますが、19年度から飯山市では新幹線の開業に向けて地域の価値をいかに上げていくかというようなことから、長野経済研究所へ職員1名派遣をいたしました。20年度も引き続き派遣する予定でおりますが、そういうところへも併せて職員が参画をして勉強しているということで、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(山崎一郎)  丸山経済部長。  〔経済部長 丸山信一 登壇〕 ◎経済部長(丸山信一)  上松議員さんご質問のうち、まちづくりにつきまして市長答弁に補足してお答えを申し上げます。平成12年に策定されました中心市街地活性化基本計画。これは市街地の整備、あるいは商業の活性化などを進めるにあたりまして、認定された計画を実施する場合に国が包括的に支援をするというメリットがございまして、その計画に基づきまして、行政が行ってきた事業としますと市街地の幹線道路の整備ですとか、公営住宅の整備とか、そういうものを実施してきたということでございます。残念ながら商店街活動、事業の担い手と期待されましたTMOの立ち上げ、設立が実現をしないということで、行政と民間が連携したまちづくりがなかなか進んでいないというような現状だと思います。 今回改正されました、いわゆるまちづくり三法で新しい中心市街地活性化法というのができていますが、この法的なものは国の支援を受けるための、言わば手段でございます。国の支援というのはいろいろなメニューがございますので、他にもたくさんあるということ。例えば、駅周辺の区画整理事業で計画認定を受けまして、今支援を受けています、まちづくり交付金。これはハード事業にもソフト事業にも使えるということ、かなり柔軟な対応ができるということで使い勝手のいい国の制度ということでございます。三法による中心市街地の活性化基本計画を作ってという前提で進める必要はないと考えております。大切なのは、議員さんからもご指摘がございましたけれども、まちづくりのためにどんな事業をやっていくのかということ、事業を担う関係者の参画があるかどうかということだと思いますし、これが大前提と考えます。したがいまして、同様にソフト事業というものが大切になってくる。そのソフト事業の部分を十分議論をしてまちづくりを考えていく。その次に必要なハード事業をどうするのかという検討をしながら、その仕事を進めるのに有効な制度は何があるのかと、これを並行して検討していくと、そういう手法がいいだろうと考えています。 そして、現在の中心市街地活性化の基本計画でありますが、新幹線を踏まえた市街地における基本的な骨格、そういうものを把握して検討されています。またソフト面では「住んでみたい市街地」「行ってみたい市街地」というものも、また「観光客のためのまち」あるいは「回遊性」というものもございまして、そういう意味で方向性については現在、あるいは将来においてもベースになる、これから検討していくベースになるだろうということで、12月にも答弁をさせていただいたということでございます。ただ、現在の計画につきましては、一定程度時間も過ぎてきまして状況も変わってきていますから、今後設置いたします研究の組織のなかで経済の活性化を主体とした飯山市全体のまちづくり、これについて広く議論をする。商業関係の皆さんももちろんですけれど、観光の皆さん、農業の皆さん、幅広く市民の皆さんの意見を聞きながら検討する。そしてそのなかから市街地のまちづくり、これにつきましても十分研究をしまして、実効性のあるビジョンにまとめていくことができればと、そんなふうに努力をしてまいりたいと考えております。 私からは以上です。 ○議長(山崎一郎)  上松議員、再質問ありますか。 上松議員。  〔1番 上松永林議員 登壇〕 ◆1番(上松永林)  平成12年に飯山市が発表しました飯山市中心市街地活性化基本計画、その当時は飯山市の市街地の下水道工事はほぼ終わりまして、オリンピック、パラリンピック、インターハイと続きまして、平成13年には国体を控えておりました。まだまだ飯山市は元気がありました。当時私は、本町商店街協同組合の理事長をしておったわけですが、当時の商店数は107店ありました。それが今現在は43店であります。実に60%も激減をしております。飯山市の商店数も11年度は472店が、16年度は383店に、市内の商品販売総額も11年度は520億円が、16年度は430億円と、それぞれ大きく落ち込んでおります。飯山市がこの基本計画どおりに事業を進めてきたことは十分に認めますし、道路整備、あるいは市内の居住の設置等について努力してきたことは十分認めますけれども、それにも関わらず市街地がこれだけ落ち込んできているということであります。やはり商店、あるいはそこに住む事業者、そして住民を巻き込んだ事業でないと、やはり「行ってみたくなるまちづくり」というのはできないだろうと思いますので、どうか新しいまちづくり委員会には、そういう市民の協力、さらには事業者、商店のリスクを負う事業になるように計画をしていただきたいと思います。 以上であります。 ○議長(山崎一郎)  石田市長。  〔市長 石田正人 登壇〕 ◎市長(石田正人)  上松議員さんの再質問について、市長としての考え方を申し上げさせていただきます。 議員さんには就任以来、飯山の町を中心とした活性化を作る、いわゆる中心市街地をどう作るか、大変、今までの役職を通じながら大変熱心にお考えいただき、指導いただいていることに心からお礼を申し上げるわけでございます。なんといっても、この後期、中期3カ年計画で示されたように、人口増。住む人口と交流人口を増やすことで、すべて決まりがつくんです。それで地域の経済を潤おせば、絶対活性化というのは上がるし、商業活性というのは上がっていくのだと。これが原則であります。それに基づいていろいろありますが、全体の、いわゆる市街地がかなり商業活性しているわけですが、全体的な消費といいますか、お使いいただく金額そのものについては、パチンコの方はよく分かりませんが、相対的にはかなり、それほど減額していないのではないかという声も聞かれます。しかし飯山市民が、飯山商人の人がやることについては議員がおっしゃったとおりの情況の様でございます。これについては、なんとしても新幹線が来る過程において、新しい飯山市街地、まちづくりをしていかないといけないと思うなかで、今年から研究を立ち上げ、そして先ほどからちょっと触れさせていただいたように観光面、交流人口を増やすためには、善光寺の御開帳があり、そして小布施がある。さて次はどこへ行こう、ということについて答えを出していくような体制づくり、まちづくり。そして巡回のできるまちづくり。 かなりハード面の事業は、私はある程度まちはできたなと思います。これからは、ソフト面をいかに新幹線に併せて作り上げていくかということも大事でありますし、魅力ある、飯山でないとできないような店を、例えば食堂でも、他では食べられないような飯山のお菓子、飯山でなければないようなものを、いくつか知恵を出して創出するためには、市としてもできるだけ力になっていきたいなと。ただ、やる気のない皆さんに市が行政として少し金を出すからといったって、これは絶対成功しませんので、ひとつぜひ地元としてもしっかりお考えを出していただいて、そのお考えに応えられるように市としてもしっかり取り組んでまいりたいと思うわけでございます。 申し上げますように、基本計画をしっかり立て、人口増対策、観光も農業も、経済的に潤ってくれば当然まちのかたちも整ってくるという1つの鉄則であるわけです。これに準則して1つの行政を司りたいと思っておりますので、これからまた、格段のお力添えをお願い申し上げて、終わりたいと思います。 ○議長(山崎一郎)  上松議員、再度の質問ありますか。 ◆1番(上松永林)  ありません。 ○議長(山崎一郎)  以上で上松永林議員関係の質問を終わりといたします。 この際しばらく休憩といたします。午後2時31分休憩午後2時45分再開 ○議長(山崎一郎)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 竹井政志議員の発言を許します。 竹井議員。  〔2番 竹井政志議員 登壇〕 ◆2番(竹井政志)  発言を許されましたので、通告に基づいて順次質問してまいります。5項目にわたって質問します。 まず第1は教育問題について3点伺います。まず1点は、新学習指導要領についてであります。去る2月15日、文部科学省は学習指導要領改訂案を発表しました。改訂案のポイントとして、1つめは道徳教育推進教師を配置し、道徳教育を全教科で実施する。2つめは、理数の授業時間数は小学校6年間で197時間増、中学校3年間で165時間増であります。3つめは、小学5年から外国語活動を新設、中学の体育で武道を必修化するとしてあります。ゆとり教育の象徴とされていた総合学習が学力低下の一因とされ、小学校では150時間、中学校では最高145時間削減されました。主要科目の時間数を小学校では6年間で278時間、中学校で105時間増となっています。また、小学5年生から英語活動が必修にもなっています。 今回の改訂は、詰め込み教育の復活だと懸念される声もあります。このような新学習指導要領の改訂についてどのようにとらえているのか伺います。 第2点は学力テストについてであります。昨年の12月議会で、過去5年間の学力向上事業で成果が上がっていると答弁していますが、どのように上がっているか、具体的に示されないと納得できないものがあります。もう一度お聞きいたします。また、今年4月の全国一斉学力テストに参加する予定と答弁しましたが、いつの教育委員会の定例会で決定したのか伺います。 第3点は、教育委員会の情報公開についてであります。自分の住んでいる飯山の教育はどうなっているのか、何が話され、何が決められているの、よくわからない。このように思っている市民の方は多いのではないでしょうか。飯山市教育委員会における情報公開条例や施行規則がありますが、教育委員会として定例会の日時、会場、議題などを事前、あるいは事後の内容をどのように公表しているのか伺います。また委員会規則では傍聴できるとされていますが、今までに傍聴者がいたかどうか併せて伺います。 第2は、飯山経済塾補助事業についてであります。新年度予算では100万円を計上し、3年めということですが、商工業を担っていく若い人たちの人材育成という観点は評価できるものがあります。19年度の経済塾の効果をどう分析し、その結果を新年度事業にどう活かそうとしているのか伺います。またこの事業は20年度で終了になっていますが、人材育成にはお金と時間が必要であります。21年度以降継続することを提案したいと思いますが、いかがでしょうか。 第3は、中山間地問題であります。高齢化率が最も進んでいる富倉地区は、いわゆる限界集落と呼ばれている地域であります。この限界集落という言葉は、長野大学の教授が高知大学時代に最初に提案した概念とされています。過疎化など人口の半数以上が65歳以上の高齢者で占め、冠婚葬祭などの社会的共同生活の維持が困難になった集落のこととしていますが、そういう点でいうならば、高齢化率64.8%である富倉地区が匹敵します。国土交通省の調査では、65歳を超す高齢者が過半数を占める限界集落は全国で約7,800。いずれ消滅するおそれのある集落は約2,600。このうち約400は10年以内に消滅する可能性があるとされています。飯山市としてどのような対策を検討しているのか伺います。 第4は、「あったか生活応援金」についてであります。投機マネーの暴走などを背景にした石油価格の異常な高騰が続き、ガソリンや石油などが大幅に値上がりし、市民の暮らしに深刻な影響を与えています。特に低所得者世帯への影響は深刻なものです。また高齢者にとって寒さは健康や命に関わる問題でもあります。こういうときに、側面的な生活支援を実施した石田市政は評価できるものであります。しかし、いまだ石油の高騰が続いています。現在までの申請者数と総額はどうなのかお聞きいたします。このまま高止まりになった場合、期間の延長などを検討する余地があるのかどうかも、併せて伺います。 第5は、住宅屋根無雪化事業についてであります。この事業は平成8年3月議会で、私たち日本共産党の丸山惣平議員が、高齢化に伴う屋根雪の処理が困難になってきている現状から、無雪屋根改造などの資金の融資制度を提案してきたものであります。その後何人かの議員も議会で取り上げてきたものでもあります。そして平成10年度から、雪下ろしに伴う経済的負担、危険等の軽減をはかるために、住宅、車庫、物置等を改築する人に補助金を交付することになったものであります。平成10年度から現在までの申請者数はどのぐらいか、またトラブルなどの発生を把握しているのか伺います。 1回めの質問を終わります。 ○議長(山崎一郎)  石田市長。  〔市長 石田正人 登壇〕 ◎市長(石田正人)  竹井議員のご質問にお答えしたいと思いますが、教育問題が中心でございますので、教育長、教育委員会からそれぞれから詳しく答弁をさせていただきたいと思います。私は市長として、すべての原点は教育にありと、これだけ申し上げさせていただいて、あとは教育長、教育部長からそれぞれご答弁をさせていただきます。 中山間地の問題でございます。少しく触れさせていただきました。これにつきましては限界集落、富倉ということでいわれておりますが、岡山も半分近くが限界集落です。そしてまた、この飯山の町にも区ごとにいいますと、限界区があるわけなのです。ということは、飯山市全体が高齢化が進んでいるのだと思います。しかしこれに対しては、財政が許される限りしっかりと支援していかなければ、飯山に住み、飯山でよかったといえる最後の言葉がないわけでございますので、財政は厳しくても、できる限りのことをしっかりと市政として取り組んでいきたいと思っているわけでございます。 先日も国交省の審議官がまいりました。そのなかで、限界集落対策というのをどうとるべきかということで、飯山市の意見を聞きに来たわけでございます。なかでは私も、道路確保を含めそれぞれ組織を作っていくといってもいろいろお金がかかったり、道路を作る、そして暗いから街灯を1つでもつけるといったって、なかには「街灯をつければ銭とられるから止めてくれ」と、そんな声さえ飯山市では聞けるんですよと申し上げさせていただいたなかで、何とか限界集落特別交付税措置ぐらいは考えてくれるのかと思っていますけれど、まだ全然見えておりませんし、少しくは変わってくるかということでございますので、改めてこの高齢化が進む飯山として、私も市長として、声を国会の先生方に要請していきたいと思っていますのでお願いしたいと思います。それにしても、道路網をしっかり確保して、万が一のとき救急車が出動し、そしてまた、それぞれ病院の医師がしっかり確保していければ、これをまず最優先していきたい。そして協働の力をお借りしながら民生委員を柱にしていただいて、それぞれ状況伺いをしながら、対処していきたいということでございます。 「あったか生活応援金」の方は、職員の方から申し上げさせていただきますが、よろしくお願いしたいと思うわけでございます。住宅の無雪化の関係、大変ご協力いただきまして、このようなかたちになりました。これは非常にいいことを、飯山にしかこのような状況はないと思いますが、しっかりと先人の皆さんにお作りいただいた住宅無雪化事業についても、また継続審議をしていくような状況になろうかと思いますが、その時はまた、議員の皆さんのご理解をお願いしたいと思うわけですが、よろしくお願いします。 それから今1つ、経済塾の関係についてもそれぞれ部長の方から話をさせていただきます。学力テスト、その関係についてもさせていただきますが、よろしくお願いします。あとは部長、各関係からしっかり申し上げた方が良かろうと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(山崎一郎)  土屋教育長。  〔教育長 土屋 稔 登壇〕 ◎教育長(土屋稔)  竹井議員さんの教育問題に関するご質問にお答え申し上げます。 最初に、新学習指導要領の件についてでありますが、授業数の増加、総合的学習の時間の削減、小学校5年生からの英語活動について申し上げます。平成23年から新指導要領が実施される予定になっております。6年生の場合をとると、年間の指導時数が945から980。35時間増えるわけであります。これは、週1時間増えるようになります。これにより、多少1日の日課の時間の取り方が、工夫が必要になります。その他にドリルだとか読書だとかを毎日10分とか15分とか、学校ごとにとっておりますので、そういう時間を教科の時間として計算していく、又は学期ごとに教科の時数の調整をしながら、それぞれの決められた時数に合わせていくというような工夫が必要になりますが、その状況をすれば、実施できると考えております。 2番めに、英語活動について申し上げます。英語活動つきましては、総合的な学習が3時間から2時間になりますので、その減った1時間でまかなっていけると考えております。飯山市ではこれを前向きに受けとめまして、20年度から外国人英語指導助手を3名に増やして、中学校の英語の教科とともに小学校英語活動への試行を進める予定でいます。総合的学習につきましては1時間減りますが、各学校で指導計画を作成し、計画的に進めていただこうと考えております。その中心の内容は「ふるさと学習」であります。ふるさとの自然や歴史、文化、芸能等を題材として、体験的な学習を進めていきたいと思っております。時間数は減りますが、活動のねらいを明確にして、ふるさとに関心を持ったり、愛着を持ったりする子どもたちを育てていきたいと考えています。 学力事業の成果についてご質問をいただきました。この問題につきまして、12月の議会で、私の方で過去5年間の学力向上事業の成果として、国の学力学習状況のテストにおいても大変良い、大変といいますか、全国平均より上回る成績が中学校区で出ているということで申し上げた覚えがあります。もう少し具体的に申し上げます。3つあります。1点は、今の中学3年生が2年生までの過去5年間の経年変化、すなわち小学校4年から中学2年までの変化を見てみますと、国語だとか算数のNRTのテストの結果は少しずつ上がっております。多少年によって上下はあるのですが、全体とすれば上がっているということがいえます。もう1つは、ほかの学年でも同じような状況がみられております。このように、毎年繰り返し、指導の課題を明らかにし、指導の方法の工夫や改善をし、その結果の見極めをするという、この継続のなかで確かな指導成果が出てきていると考えています。これが1点めであります。 2点め、子どもたちに学習の目当てを持たせるのに有効に働いているということです。高学年の子どもたちは、自分の良さだとか課題を意識して学習に取り組む姿勢が少しずつ出てきています。例えば、漢字だとか計算力の習得などは非常に目標を持って、熱心に取り組むようになっています。これも結果を見ますと、その熱心な取り組みが結果につながっているということがいえます。 3点めですが、指導する教員の研修という点で、大変効果が出ています。結果の分析から、共通する指導課題を導き出して中学校区で共同研究して、小学校、中学校と学校の枠を越えて良い指導法を見出そうとして継続的に研究を行っています。その体制がしっかりできつつあります。またこれに関わって、信州大学教育学部から先生をお招きしまして継続的に指導をいただいております。 以上のようなかたちで、3つの点で具体的に成果が出ているということを申し上げます。このような状況をこれからも続け、地域の子どもたちに確かな学力をつけていきたいと考えております。 次に、教育委員会の情報公開につきましてお話申し上げます。会議の傍聴につきましては議員ご指摘のとおり、「飯山市教育委員会傍聴人規則」により、教育委員長が傍聴を適当と認めたときは傍聴できることになっております。ご指摘のとおり、委員会の開催日、日時については現在告示しているのみでありますので、今後市報やホームページ等に掲載して、市民の皆さんにお知らせしていきたいと考えております。会議録の公開につきましては、「飯山市情報公開条例」に基づいて実施させていただくことになります。 以上であります。 ○議長(山崎一郎)  丸山経済部長。  〔経済部長 丸山信一 登壇〕 ◎経済部長(丸山信一)  竹井議員さんご質問のうち、関係部分につきまして市長答弁に補足してお答え申し上げます。 飯山経済塾補助事業についてのご質問でございます。ご質問にございましたように、この経済塾の事業は平成18年度から20年度まで3カ年ということでスタートしております。初年度の18年度につきましては、中身ですが、講師による講演会的なものが中心ということでございました。19年度はそれを発展、あるいは実践的な内容をということで内容を少し深めまして、マネージメントゲームという、実際に自分で仮想の会社を作ってみるとか、そういう手法も取り入れたということでございまして、参加人数も18年度は186名、19年度は290名、どちらも6回開催してございます。100名強増加したということでございまして、19年度の経済塾も一定程度評価ができるのかなと考えておりますし、内容的には開催内容がより実践的なものになったということで、受講された方からも喜ばれている、実際の自分の経営にもある程度反映できそうだ、というようなお声もいただいているということでございまして、20年度の内容につきましては中身、どんなふうにやるかということにつきまして、参加者にも参加をしていただいて計画を今、検討していることでございます。より実践的なものに、内容を進歩させていきたいと考えておりますので、今後に期待したいと思っております。 また最終講では討議、全体の討議みたいなものとか、小さなシンポジウムみたいなものをやりまして、20年度までの総括というかたちも考えたいかなと考えています。21年度以降につきましては、3カ年ということでスタートして組立てをしてまいりました。来年度の最後の方のディスカッション等で総括ができると。事業評価ということも、市の方針としてやっておりますので、その総括を事業評価して、それを参考に考えていくことになると思います。 私の方からは以上です。 ○議長(山崎一郎)  今清水総務部長。  〔総務部長 今清水豊治 登壇〕 ◎総務部長(今清水豊治)  竹井議員ご質問のうち、関係部分につきまして市長答弁に補足してお答えいたします。 山間地問題ということで、限界集落の対策ということでご質問をいただきました。確かに限界集落につきましては、市内で増えている状況にございまして、富倉地区のほかにも若者が年々減少しておりまして、高齢化率が50%を超える集落が増えていることも事実でございます。 飯山市としては、「住んでみません課」を設置し、また飯山市ふるさと回帰支援センターで都会の人の移住・定住を勧めておりますが、そのほか新しい事業として、「悠久のふるさとづくり支援金」を新年度に創設して、地域住民が自ら考え、自ら行う地域の活力を生み出す事業の支援を行う予定でございます。また、「親子等同居住宅建設応援事業」を新しく創設いたしまして、ふるさとへ帰って親と同居するために住宅の新築、増築をするという方には支援をしていきたいと考えてございます。いずれにしても難しい課題ではございますが、活性化センターを中心として、住民の意見を十分お聞きしながら政策を研究していきたいと考えています。 以上でございます。 ○議長(山崎一郎)  月岡建設水道部長。  〔建設水道部長 月岡寿男 登壇〕 ◎建設部長(月岡寿男)  竹井議員さんご質問のうち、住宅屋根無雪化事業につきまして市長答弁に補足してお答えいたします。 住宅屋根無雪化事業につきましては、55歳以上の者で構成されている家庭、母子家庭、生計の中心となる者が心身障害者の家庭など、雪下ろし作業が難しかったり大きな負担となる家庭を対象に、既存の屋根を融雪式又は落雪式に改造した場合に補助を交付するもので、改良した経費の10分の1以内、28万5,000円を限度として補助をしております。平成10年度から開始をし、現在まで216件の補助金を交付してございます。そのうち200件が融雪式でございます。 今までの補助金の交付過程でのトラブルの相談はありませんが、業者との契約上の問題、完成後のトラブル等については消費生活相談として対応することになろうかと思います。なお、融雪屋根がどのくらい効果を発揮しているのか、原油高騰の折、費用面での負担はどうなのか、設置者に対し実態調査を行う予定にしてございます。 尚、先に限界集落の視察に見えました国交省の審議官に対しましても、市長の方から本事業について説明をしてございます。 以上でございます。 ○議長(山崎一郎)  山田民生部長。  〔民生部長 山田弘一 登壇〕 ◎民生部長(山田弘一)  竹井議員ご質問のうち、「あったか生活応援金」につきまして、市長答弁に補足してお答え申し上げます。 申請者数ですが、日々変動しておりますが3月の当初時点で申し上げたいと思います。申請件数720件、給付件数は約680件、給付総額が340万程度でございます。延長の余地は、というご質問でございますが、投資の実情や現状では、その予定はございませんのでご理解を賜りたいと思っております。 私からは以上でございます。 ○議長(山崎一郎)  竹井議員、再質問ありますか。 竹井議員。  〔2番 竹井政志議員 登壇〕 ◆2番(竹井政志)  再質問をします。 最初に、新学習指導要領についてであります。2002年に実施された現行の学習指導は、ゆとり教育を掲げ、自ら考える力を重視するとして、2002年以前より学習内容を3割削減したものであります。しかし、学力低下を招いたと批判が高まり、中央教育審議会も答申のなかで授業時間を減らしすぎたとの異例の総括をしていました。しかし、ゆとり教育全体の評価は十分されていないし、学力低下との関係も科学的に解明されていません。私は先日、飯山の総合的な学習授業の項目内容を見せてもらいました。そのなかには、内山和紙の体験的学習を通して飯山の伝統産業に寄せる人々の思いに目を向ける、こういうテーマがありました。また、地域の匠に学ぶ。こういうのもありました。飯山の食文化の学習と郷土料理づくり等、子どもたちと向き合う先生たちの姿を想像することができました。飯山らしい教育実践をしていると思いました。 経済協力開発機構が昨年発表した学力調査結果のなかで、いわゆる国際学力テスト結果のなかで学校裁量の大きい国ほど好成績を収めていると指摘しています。飯山でも地方分権を活かし、地域や学校での独自の取り組みが必要ではないでしょうか。今回の改訂案は、ゆとり教育をやめ、知識を詰め込めというやり方で、小学校1年生を毎日5時間授業にするなど、過密なものになっています。これでは授業についていけない子どもたちや、勉強嫌いの子どもたちを増やすことになりかねません。また、全国学力テストや習熟度別授業など競争主義的な施策と一体に、子どもたちの学力格差を広げることになります。 また改正案では、すべての学校に道徳教育推進教育を配置し、指導どおりに教えているかどうか点検することを求めています。しかも指導要領で示された道徳は復興的で、かつ形式的なものであります。基本的人権や子どもの権利の見地が無視されています。さらに改訂案では、小学校に外国語活動を設けましたが、まともな条件整備なしに学級担任に任せるというやり方であります。飯山では、先ほどの答弁では外国の方を雇って、その方たちに小学校を全部任せるような答弁でした。果たしてそれが可能でしょうか。また、今回の改正案には各教科について、基礎だけではなく、その活用を重視するといっています。これは経済協力開発機構などの国際的動向に合致するものだと文科省は言っています。しかし経済協力開発機構の目指す学力とは、国際競争に勝つための人づくりを未来とする、今回の日本の改訂案と異なります。しかも基礎と活用を機械的に分離して教え込むならば、かえって学習の質を低下させるのではないでしょうか。 石田市長が常日頃主張している、子どもたちに夢と希望というなら、なおさらのこと少人数学級にし、子どもたちと向き合う先生を増やし、競争主義的なテストはやめるべきと考えます。そういう点から、今回の改正案を吟味しながら、未来のある子どもたちのために飯山らしい教育の確立を望むものであります。 次に、学力テストのことであります。飯山市教育委員会では4月22日に実施される全国学力テストに参加するとのことですが、愛知県犬山市は、今回も参加しません。その理由として、国の実施要項では全員参加という悉皆調査と結果の公表について、改善がないことを挙げています。犬山市教育委員会の議事録を見ますと、「国は競争原理の考え方で全員参加にこだわっている」とか、「全国の教育委員会で学校間の競争になることに懸念が広がっている」、あるいは「平均正答率は公表すべきでない」など活発な討議がされていることがわかります。「義務教育だから国の指導に従うべきだ」という発言に、別の教育委員の人が、「義務教育は子どもの権利を保障するものであり、学校と教育委員会が自主的に担うもの。国の役割は援助することだ。国に従うことは誤りだ」。こう述べています。また別の委員からは、「教育は国家権力から独立している」などの発言もありました。委員5人の採択の結果、3対2で今年も全国学力テストに参加しないことが決まりました。飯山市教育委員会の定例会で、どのような論議がされて今年も全国学力テスト参加を決定したのか伺います。 次は、教育委員会の情報公開のことであります。近隣の中野市、須坂市でもインターネットで定例会の日程や会議録などの公開をしています。先日、インターネットで見ましたら、中野市は2ページ、須坂市は5ページにわたって教育委員会の会議録を公開していました。ちなみに長野県教育委員会は25ページもありました。各委員の発言も掲載されていて、会議の流れがよく分かりました。会議録の公開や、気軽に傍聴できる委員会になれば、市民と教育委員会が身近になり、教育への関心も高まり、正に地域に支えられた教育になるのではないでしょうか。先ほどの答弁でも、飯山市教育委員会はこれからインターネットのホームページなどを使って公開するということを言われました。ぜひ、やっていただきたいと思います。 次は山間地問題であります。山間地問題は、私は富倉地区のことを取り上げましたが、これは確かに市長も言うとおりここだけではありません。高齢化しているところはたくさんあるわけですが、とりあえず私たち日本共産党は2月13日に、雪の降るなか富倉地区を訪問し、滝ノ脇、倉本、濁池、中谷の人たちと今困っていることは何か、今どうしてほしいのかなど、懇談してまいりました。このことはこの地域だけではなく、この教訓は、今限界集落になりつつあるとか、そういうふうなところにも根本的には共通しているものであります。 確かに高齢化の下で区長を交替できないとか、区長になったが隣近所の方を見られないとか、そういう困難さもありました。また買い物に困るとか、除雪の困難さも出されました。この地域に住んでいる人たちは、高齢で厳しい自然環境のなかでも元気で働きたいという意欲を持っていました。どんな集落であれ、自分が生まれ育ったところにずっと住んでいたいというのが自然な気持ちではないでしょうか。冬の間だけでも、撤退した公共施設のある国道沿いで共同生活ができないものかなど、積極的な声もありました。こういうところにこそ、政治の光が必要ではないでしょうか。活性化センターに職員を常駐していることは評価できることですが、行政としても、そういう思いを持っている人たちを支援できないものか、もう一度お聞きしたいところであります。 次は、住宅屋根無雪化事業のことであります。この10年間で補助事業を利用した人は216件あるとのことでしたが、豪雪地帯に住む飯山市民にとって、非常に有効なものであります。しかしながら、トラブルが発生しているのも事実であります。先ほどの部長の話によれば、「相談はなかった」と、こう言っています。いわゆる実態をつかんでいないのであります。雪の降る前にこの補助事業を利用し、業者と契約し、工事完了後屋根の雪が融けなかった。業者と掛け合ったが確認にも来なかった。再三の連絡でやっと来てもらったと。その業者は、屋根雪が融けないことを確認し、2度にわたり屋根の雪をスコップで下ろしたが、20万円の費用を請求しました。その後この業者は交渉中に破産宣告をし、倒産しました。飯山市を信頼し、この補助事業を利用した人たちは、工事費を払っただけで、泣くに泣けないのが実態なのであります。こういう事例が、市街地の中だけでも3件あります。もっとあるかもしれません。私のところに届いたのがこの3件なのであります。 Aさんは約370万円、Bさんは300万円支払ってしまいました。Cさんは160万円の損害だったのですが、この人は全額払っていなかったために160万円の被害ではなく、それでも数十万円の損害でありました。補助事業を行った飯山市として、被害に遭われた人たちに寄り添って、親身になって相談に乗ってあげたらどうでしょうか。また今後の問題として、業者に対し行政指導とまではいいませんが、何らかの行政指導的役割を果たしていただきたいものであります。この補助事業を利用して良かったと思えるようにするためにも、早急にアンケートなどを含め、実態調査をしたらどうか。現状を踏まえ、今後の対応をどうするのか伺います。 ○議長(山崎一郎)  石田市長。  〔市長 石田正人 登壇〕 ◎市長(石田正人)  教育関係については教育委員会の方で答弁をお願いしたいと思いますが、今初めて、竹井議員の調査の内容で聞かせていただきました。融雪の施設について大変問題が、トラブルが発生しているということでございます。少しく私も関係から調査をさせていただいて、状況を掌握したいと思います。私も実は消雪をやっておるわけですが、最初は、いっぱい雪が降ったらスイッチを入れて融かせるというような安易な考えで取り組んだらすべて失敗して、後はもうどうにもならなかったという経過がありますが、タイミングよく、降り始めたら入れて、このタイミングよくというのはなかなか難しい、お年寄りには大変な操作を強いられるわけであります。上手く操作をすればかなり消雪効果も上がるわけでございますが、どうしても石油の高いなかでは焚きたくない、できれば、という思いもありますから、この点についてその状況については十分に私も調査も報告も聞いておりませんので、しっかり調査をしてそういう被害に遭わないように、またそれぞれ申し込みがあったときには業者選定等についてもできるだけ行政として、ご相談にのらせていただきながら、問題を起こさないなかで業者の責任制をきちんと報告させていただけるような体制も必要かなと、今、ご意見を聞きながら感じさせていただいたわけでございますので、これからも引き続きお願いしたいし、まだまだ石油が高いなかで、どうあるかという問題もあるわけでございます。しっかりと対処して、高齢者住宅は、ある程度雪を下ろすことも必要ですし、中には、下ろしたくても下ろす場所がないなかで高い融雪装置を使うこともあろうかと思いますので、配慮してまいりたいと思っているわけでございます。 中山間地の問題でございます。先日も発しましたように、審議官が倉本へ連れて行って、倉本の皆さんからいろいろご意見を聞いて帰ると、先ほどちょっと最初の答弁でお話をさせていただいたように、たくさんの問題があるわけであります。財政がしっかり許されれば、「みんなしっかり雪を下ろしてやるよ」という声をかけられればいいのですが、とてもそのようなことはできないのでありますが、そういうことについても地域の力、協働の力をお借りしながら何とかしっかりとした、安心して住める体制をとっていきたい。その1つの考え方として、先ほども申し上げたように、ふるさと納税を活用して、そして、なかにはお年寄りをこちらに残して、お年寄りも自分の生まれたところで終生過ごしたいというご意見を聞くなかで、東京なり名古屋なり、大阪へ出かけている皆さんもたくさんあろうかと思います。こういう皆さんにも、この事情等も、また高齢化が進む飯山の事情等もお話ししながら、できれば応援をしていただき、そういう皆さんに安心して住んでいただけるような体制をとることも、このふるさと納税を中心とした飯山応援金の考え方でもあるわけでございますので、そういう皆さんにも、十分理解いただけるように、高齢化が進む飯山、生まれた皆さんのふるさと、こういうことを強調しながら、できるだけ支援していただけるような体制に、全力を挙げたいと思いますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(山崎一郎)  土屋教育長。  〔教育長 土屋 稔 登壇〕 ◎教育長(土屋稔)  竹井議員さんの再質問にお答え申し上げます。 最初に、新しい学習指導要領につきましてご意見をいただきました。ゆとり教育と学力低下の問題につきましては、それぞれの立場でそれぞれに議論があります。私たち飯山市教育委員会としましては、国の学習指導要領に沿って、学校の教育を進めていきたいと考えております。それですので、この指導要領に従ってやっていきたいと思います。 今議員さんからもお話がありましたように、飯山はふるさと教育を大事にしたいと思います。飯山小学校あたりで、ご覧いただいたようなかたちでいくつもの実践をされていること、これは大変すばらしいことであります。同じようにほかの学校でもいくつもあります。特に、このふるさと教育を中心に総合的な学習を充実させていくことが生きる力につながるんだ、と考えていますので、よろしくお願いしたいと思います。それで、授業の、これからの飯山市としましても、ぜひ統合による中学校の教育条件の整備だとか、県とも連携をしながら、それぞれで例えば、複式の解消だとか、非免許教員の解消だとか、それぞれ目的に沿った改廃等を加えながら、教育の条件を少しずつ整えていきたいと考えていますので、よろしくお願いします。 2つめの学力テストについて、少しご説明を申し上げます。平成1月27日と2月24日の会で、この学力検査について教育委員で検討しました。そのなかで、今までご存じのとおり、NRTというテストをやっているわけですが、そのテストと同じような資料が得られるということで、これを採用しようと決定しております。来年度につきましても、本年度実施してみたなかで、大変資料としてはいろいろなものが得られます。特に考える力、活用という問題の領域のなかで考える力を量るのに、大変良いということで、これも続けていきたいと考えています。 3点めの公開でありまして、会議録について市のホームページについてできるだけ載せていくように、これから事務当局に十分に準備をさせていきたいと思っております。 以上であります。 ○議長(山崎一郎)  竹井議員、再度の質問はありますか。  〔2番 竹井政志議員 登壇〕 ◆2番(竹井政志)  3回めの質問をしますが、先ほど私は住宅屋根無雪化事業のなかで、アンケートなどを含め実態調査をしたらどうか、現状を踏まえ、今後の対応をどうするのかと伺いますということを言いました。その答弁がありません。お願いいたします。 ○議長(山崎一郎)  月岡建設水道部長。  〔建設水道部長 月岡寿男 登壇〕 ◎建設水道部長(月岡寿男)  竹井議員さんの再々質問に、市長答弁に補足してお答えいたします。 先ほどの再質問のなかで、市長から早急にアンケート調査はいたしますということで、私どももその実態について把握していなかったわけでございますので、早急に実態調査をやっていきたいと思ってございます。 ○議長(山崎一郎)  以上で竹井政志議員関係の質問を終わりといたします。---------------------------- △延会について ○議長(山崎一郎)  この際、お諮りをいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ、一般質問初日分を終了したいと思います。これにご異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山崎一郎)  ご異議なしと認めます。 よって本日はこれをもって終了することに決しました。---------------------------- △延会の宣告 ○議長(山崎一郎)  本日は以上で終わりといたします。 大変ご苦労様でした。午後3時41分延会...